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フライパンの寿命は何年?買い替えサインと次の1本を比較

フライパンの寿命。買い替えどきと次の1本を考える
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FRYING PAN / REPLACE & CHOOSE

フライパンの寿命は、買ってからの年数だけでは決まりません。コーティングに剥がれがあり、油と火加減を整えても食材がくっつくなら、買い替えを考える頃合いです。底が大きく変形してぐらつく、取っ手が壊れているときは、調理を続けずメーカーへ相談してください。

コーティングフライパンには1〜3年ほどという目安もありますが、「その年数まで必ず使える」という意味ではありません。私が買った旧モデルのPENTA深型28cmは、1か月半で傷が見え、半年後には不調になって新品交換を受けました。高価なら長持ちするはず、とは言い切れなかった経験です。

現在はコート品と一緒に、燕三条の軽い鉄鍋も使っています。いま使っているenzo鉄中華鍋の使用感を見る ↓

買い替えるなら、何を優先する?

購入費を抑えるならニトリ・カインズ。
24cmへ小さくする、金属構造を見直す、ふっ素樹脂コートのない鉄・ステンレスを選ぶ方法もあります。

調理量、底の構造、重さ、手入れにかける時間を比べます。貝印やPENTAの有料交換制度も、次に傷んだときの費用まで含めて選びたいところです。

買い替え候補と購入先を見る ↓

この記事で確認できること

  • くっつき・剥がれ・変形から考える、買い替えのタイミング
  • 旧PENTAに傷が見えた1か月半から、半年後の新品交換までの経過
  • IHの出力を下げても改善しないときの、油・予熱・調理量と相談の目安
  • ニトリ・カインズからビタクラフト・鉄製まで、12製品の価格・底の構造・手入れ
目次
  1. フライパンの寿命は何年?買い替え時期は状態で決める
    1. テフロン・セラミックも、コーティングは消耗する
    2. くっつくようになったら、汚れと火加減を確かめる
  2. フライパンの寿命を考えた、旧PENTAの記録と今使う鉄鍋
    1. 現在はコート品と燕三条の軽い鉄鍋を一緒に使っている
  3. フライパンの寿命はIHとガス火で変わる?熱ムラと電気加減
    1. 日立HT-M6Kで感じた、24cmと26cmの持ちの違い
    2. 日本の大学研究では、ガスのほうが均一かつ高温になった
    3. 周囲が焼けないから出力を上げると、中央を過熱することも
    4. IHの火加減はW数も目安にする|HT-M6Kの例
    5. 目盛りを1つ下げても寿命が延びないときに試したいこと
  4. フライパンの寿命を重視するなら、次は何を選ぶ?
    1. くっつかない使い心地と洗いやすさなら、コート品が候補
    2. 鉄・ステンレスのフライパンは、予熱と油の扱いに慣れながら長く使う
  5. フライパンの寿命が来たら比較したい、買い替え候補
    1. 24cmと26cmは、深さ・底の構造・重さまで比べる
    2. フライパンのおすすめは、軽さ・予算・手入れの希望で選ぶ
    3. 24cm深型を安く買い直すなら、ニトリ「軽っ!」
    4. 26cmを手頃に買い直すなら、カインズ
    5. 洗うときの軽さを優先するなら、evercook 26cm
    6. 白い内面と洗いやすさなら、サーモスKFO-026
    7. 予熱が分かりやすい、ティファールG26205
    8. ビタクラフトの24cmコート品、ソフィアII
    9. 24cmのセラミックなら、グリーンパン メイフラワー
    10. 私がコート品と一緒に使う、enzo鉄中華鍋26cm
    11. 油をなじませながら長く使う、リバーライト極JAPAN
    12. IHの熱ムラが気になるなら、貝印o.e.c. 25cm
    13. コートなしのステンレスなら、ヘキサプライ24.5cm
    14. 着脱式の深型を選ぶなら、PENTA 3.0は費用まで確認
  6. フライパンの寿命と保証|剥がれ・故障の対応と新品交換の費用
    1. evercookの500日保証は、傷や焦げ付きも対象になる?
    2. 貝印o.e.c.の有料交換は5年、ソフィアIIは保証なし
    3. PENTAの10年保証は、有料リフレッシュの支出もある
  7. フライパンの寿命を延ばす、火力・洗い方・収納
    1. コート品を長持ちさせるには、強火・空焚き・急冷を避ける
    2. 鉄フライパンの油ならしと、毎日の手入れ
    3. ステンレスフライパンは、予熱・油と焦げ落としに慣れる
  8. フライパンの寿命・買い替えで迷いやすいこと
  9. フライパンの寿命は、年数より状態と次の使い方で考える

フライパンの寿命は何年?買い替え時期は状態で決める

寿命の「1〜3年」は、買い替えを考え始める目安です。実際には使う回数、火力、洗い方で差が出ます。年数と一緒に、表面・こびりつき・本体の状態を見ていきます。

テフロン・セラミックも、コーティングは消耗する

コーティング製品には約1〜3年という交換の目安があります。ただし、使う回数や火加減によって、それより早く傷むことも、長く使えることもあります。年数だけで寿命を決めず、実際の状態を確かめてください。

また、テフロンはふっ素樹脂製品の商標です。ふっ素樹脂加工のフライパンすべてがテフロン製品ではありません。「ダイヤモンド」「チタン」という名称も、それだけで何年使えるかを決める材料にはできません。

筆者がPENTAより前に使っていたフライパンと、食材がくっついた状態
私が以前使っていたフライパン。卵やチーズがくっつくようになった様子です。

参考・出典:ハンズ「フライパンの寿命」 / ティファール・フライパンFAQ

くっつくようになったら、汚れと火加減を確かめる

1回くっついたからといって、すぐ寿命とは限りません。焦げや油汚れが残っている、油が足りない、強い火で加熱しすぎている、といった理由でもこびりつきます。

まずは製品の説明書に沿って汚れを落とし、油をひいて指定の火力で調理します。それでもいつもの卵や炒め物が繰り返しくっつき、盛り付けや後片付けが負担になるなら、買い替えを考えてよいと思います。

下地が見える剥がれや、変色とこびりつき、本体の変形、取っ手の破損は、買い替えを考えるサインです。見た目だけで判断しにくいときは、焼きそばなどが以前よりこびりつくようになったか、調理中の変化も見てみます。

買い替えを検討

内面の加工が剥がれて下地が見える。手入れと火加減を整えても、いつもの食材が繰り返しくっつく。

調理を止めて相談

底の変形で大きくぐらつく。取っ手にひびや破損がある。しっかり持てず、安定して置けない。

浅い傷の扱いは製品によって案内が異なります。傷の数だけを数えるより、剥がれの有無と調理中の変化を確かめ、メーカーの説明に従ってください。

参考・出典:和平フレイズ・フライパンの買い替え目安

フライパンの寿命を考えた、旧PENTAの記録と今使う鉄鍋

私は、安価なコーティングフライパンを何度も買い替える生活を変えたくて、旧モデルのPENTA深型28cmを購入しました。購入直後の滑りはよかったのですが、その印象は半年後まで続きませんでした。

筆者が購入した旧モデルPENTAの28cm深型と取り外しできる取っ手
購入時の旧PENTA深型28cm。本体と着脱式取っ手です。
購入直後

とろけるチーズがきれいに離れ、取っ手の着脱にも満足しました。

1か月半

シリコン製の道具を使っていましたが、表面に心当たりのない傷が見えました。それでもチーズの離れ方に劣化は感じませんでした。

半年後

「使えなくなった」と動画で報告し、新品交換を受けました。期待して買っただけに、残念な結果でした。

1か月半の時点では、傷が見えてもチーズは離れ、調理できていました。新品交換を受けたのは半年後です。傷を見つけた時点ですぐ買い替えたのではなく、調理中の変化を見ながら使っていました。

「高いフライパンを買えば、買い替えの悩みがなくなる」と期待していた私には、慎重に選び直すきっかけになりました。

現在はコート品と燕三条の軽い鉄鍋を一緒に使っている

現在は、コーティング系のフライパンと一緒に、燕三条の鉄鍋も使っています。使っているのは、和平フレイズのenzo 鉄中華鍋26cm(en-012)です。

今は手入れにも慣れ、日々の作業はまったく気になりません。軽い鉄鍋はかなりいいと感じています。今もコート品と鉄鍋の両方を使っています。

和平フレイズenzo鉄中華鍋26cm en-012。槌目模様の鉄の本体と木製ハンドル
enzo 鉄中華鍋26cm。画像:和平フレイズ公式。

メーカー公称の重量は約770g。鉄製にも軽さを重視した製品があります。手入れの手間に加え、毎日持ち上げられる重さかどうかも、次の1本を選ぶ材料になります。

enzoの価格・仕様・手入れと購入先を見る ↓

参考・出典:和平フレイズ・enzo鉄中華鍋の仕様

フライパンの寿命はIHとガス火で変わる?熱ムラと電気加減

IHで過熱を繰り返すことで、コーティングが早く傷むことはあり得ます。ただし「IHのほうが必ず高温になり、ガス火より短命になる」とは言い切れません。熱の広がり方に加え、出力、予熱の長さ、鍋底の構造が関係します。

日立HT-M6Kで感じた、24cmと26cmの持ちの違い

私の自宅のIHは日立HT-M6Kです。普段は24cmと26cmをよく使っていますが、大きめのフライパンでは中央付近が変色し、傷んでいくように感じます。製品を替えても、感覚的には3〜6か月で買い替えている印象です。

24cmは加熱される円にちょうど合うように感じ、26cmより長持ちする感覚があります。

普段からIHの目盛りを1つ下げて使っていますが、それで寿命が延びたという実感は、まだ得られていません。PENTAへ相談した際には、「コーティングでも油は少し使ったほうがよい」という助言も受けました。出力を下げるだけで解決した、といえる経過ではありません。

目盛りを下げても改善しないときの対処へ ↓

日本の大学研究では、ガスのほうが均一かつ高温になった

日本家政学会誌に掲載された、中部大学・名古屋女子大学の研究があります。水を温める速さが近くなるよう火力を設定し、フライパンや卵焼き器の温度分布と、料理の仕上がりを比較したものです。

その条件では、ガス加熱のほうが鍋底と側面が均一かつ高温になり、IHでは中央から周囲へ向かう温度の偏りが見られました。したがって、IHが常にガスより高温になる、という説明にはできません。試験したフライパンは口径28cm・底径15cmのアルミ製で、IHはオールメタル対応機です。

参考・出典:日本家政学会誌「ガス加熱とIHの違いが炒め加熱調理と焼き加熱調理に及ぼす影響」(2021年)

参考:香港消費者委員会による25製品の熱ムラ試験

香港消費者委員会は、香港の消費者保護機関です。2018年のノンスティックフライパン25製品の試験では、次の表面温度差を報告しています。

試験品の表面の場所による温度差
熱源報告された温度差の範囲
ガス火25〜68℃
IH40〜139℃

139℃は、表面の場所による温度差を示しています。

参考・出典:香港消費者委員会・25製品の試験報告

周囲が焼けないから出力を上げると、中央を過熱することも

周囲が焼けないと、もっと強くしたくなる。けれど、温度が低い周囲に合わせて出力を上げると、すでに熱い中央付近もさらに加熱されます。この流れは、中央付近から傷む理由として考えられます。

口径に対して底裏の発熱部分が小さいと、そこに熱が集中し、加熱ムラが生じることがあります。たとえばドウシシャのsuttoは、2kW以上のIHでは中火でも高火力になるため、弱火での使用を指定しています。過熱使用は製品劣化の原因にもなります。弱火という指定はsuttoのものですが、「中火ならどのフライパンでも穏やか」とは考えないほうがよさそうです。

フライパン上部の口径と、底裏のIHで発熱する金属部分は異なる寸法であることを示す模式図
「26cm」という口径だけでは、底裏の発熱部分の大きさは分かりません。形や構造は製品によって異なります。

HT-M6Kの説明書(10ページ)は、左右IHの対応する鍋底径を12〜26cmとし、鍋底が大きいと仕上がりにムラができる場合があると案内しています。IH対応の表示や口径だけでなく、底裏の発熱部分の寸法・構造も確認したいところです。

参考・出典:三菱電機・IHの加熱ムラ / ドウシシャ・suttoの使い方

IHの火加減はW数も目安にする|HT-M6Kの例

私が使うHT-M6Kの左右IHでは、表示「3」が弱火、「4〜5」が中火、「6」から強火です。1段の差が同じ出力ではなく、5から6に上げるだけで1,100Wから1,600Wになります。

HT-M6Kの左右IH:表示と出力の目安
表示出力・説明書の火加減
3500W・弱火
4800W・中火
51,100W・中火
61,600W・強火

さらに7は2,000W、8は3,000Wです。W数は出力の目安であり、「500Wなら何℃で止まる」という温度設定ではありません。同じ出力でも、食材の量、鍋の厚さ、加熱時間で温度は変わります。

コート品で過熱が気になる場合は、購入品が指定する火力を守ったうえで、3(500W)程度の弱火から様子を見ます。全体の加熱が足りない場合だけ4(800W)へ。中央だけ先に焦げるときは、出力を上げ続けません。

油煙や焦げ臭さが出るまで待つ予熱は避けます。また、HT-M6Kの「揚げ物」の℃表示を、焼き物の温度調節に流用しないでください。この機種の揚げ物メニューでは、フライパンは使えません。

参考・出典:日立HT-M6K取扱説明書・12/14ページ

目盛りを1つ下げても寿命が延びないときに試したいこと

油と予熱を整え、それでも中央から傷むなら、調理量・鍋底・表面の状態まで確認します。「さらに弱くすれば解決」と決めず、次の順で試します。

  1. 油なしを前提にせず、少量を調理面に薄く広げる。私が受けた助言に加え、PENTAの公式案内でも、脂身の少ない肉などには少量の油を勧めています。量や入れる順序は購入品の説明書に従います。油はこびりつきを抑えるための助けですが、熱ムラや摩耗したコーティングを直すものではありません。
  2. 食材を準備してから加熱し、予熱を長引かせない。野菜を切っている間に空のフライパンを温め続けたり、目盛りを下げたぶん何分も待ったりせず、製品が指定する予熱時間を守って調理を始めます。準備が間に合わないときは、いったん加熱を止めます。
  3. 中央だけ先に焼けるなら、食材の量と置き方を変える。炒め物は中央と周囲の食材の位置を動かし、詰め込みすぎているなら一度に入れる量を減らします。24cmで普段の料理が収まるなら、私が比較的長持ちすると感じたそのサイズも候補です。
  4. 手入れ後も同じ場所がくっつくなら、表面と鍋底を見る。製品の説明書に沿って油汚れや焦げを落とし、剥がれ、底の反り・膨らみ・はがれを確認します。油や弱火でも剥がれた塗膜は戻りません。大きな変形や底のはがれがあるときは調理を止め、メーカーへ相談します。
  5. 改善しなければ、条件と写真を添えてメーカーに相談する。フライパンの型番・サイズ、使っているIHの型番、使った目盛り、予熱の秒数、油の有無、中央の変色と底裏の写真を伝えます。購入時期と購入証明も用意し、製品の状態や保証対象を確認してもらいます。

記録するなら、次の調理から「目盛り・予熱の秒数・油の有無・中央と周囲の焼け方」を短く残すだけでも、相談するときに役立ちます。

次の1本では、IHで生じた熱を底面全体や側面へ伝える構造にも注目したいところです。貝印o.e.c.は、ステンレスとアルミを組み合わせ、底面の加熱を均一にし、側面まで速く熱を回す設計を採用しています。周囲が焼けないために出力を上げてしまう悩みには、こうした熱の広がりを重視した製品が候補になります。

貝印が公開する他社フライパンとo.e.c.の熱分布画像。右がo.e.c.
貝印が公開している熱分布。外気温20℃、IH700Wで4分加熱した例です。右がo.e.c.。画像:貝印。

貝印o.e.c.の構造・重さ・購入先を見る ↓

購入費を抑えるなら手頃なコート品、塗膜の摩耗を避けたいなら手入れを続けられる鉄製も候補です。次の比較表で、熱の広がり、重さ、毎日の手間、買い直す費用を比べてみてください。

参考・出典:PENTA公式ショップ・油の使用について / 貝印・o.e.c.の材質と熱分布

フライパンの寿命を重視するなら、次は何を選ぶ?

「長持ちするものが欲しい」と思ったら、毎日の調理で何を楽にしたいかまで考えると選びやすくなります。薄焼き卵をすっと返したいのか、塗膜を気にせず同じ道具を使い続けたいのかで、合う製品が変わります。

くっつかない使い心地と洗いやすさなら、コート品が候補

少量の油で卵や餃子を調理したい、毎回の洗い物を手早く済ませたい。そんな人には、ふっ素樹脂やセラミックのコーティング製品が候補になります。軽いモデルも選べます。

ただし、どちらも表面加工が傷むことはあります。セラミックに替えれば買い替えが不要になる、ふっ素樹脂より必ず長く使える、とまではいえません。空焚き、急冷、硬い道具を避ける扱いも必要です。

鉄・ステンレスのフライパンは、予熱と油の扱いに慣れながら長く使う

ふっ素樹脂コートのない鉄やステンレスには、塗膜の摩耗による買い替えを避けられるよさがあります。焦げを落として、手入れをしながら使う道具です。一方、予熱や油の扱いに慣れないと食材がくっつきます。

鉄製では、私が使っているenzoと、リバーライト「極JAPAN」を比較します。極JAPANは初回の油ならしと毎回の油返しが必要です。コートなしのステンレスではビタクラフト「ヘキサプライ」を取り上げます。予熱や油、焦げ落としを毎日続けられるかが購入前に考えたい点です。

ステンレスも候補にはなりますが、ステンレス製の本体に焦げ付き防止コートを施した製品もあります。本体の材質名だけで、塗膜がないと判断しないでください。

買い替える前に考えたいこと
選びたいもの毎日のよさ引き受ける手間
ふっ素樹脂のコート品食材や汚れが離れやすい火力・道具に気を配り、傷んだら交換
セラミックのコート品白い内面など、好みの見た目も選べる急冷や空焚きを避け、傷んだら交換
ふっ素樹脂コートのない鉄・ステンレスふっ素樹脂塗膜の摩耗を気にせず手入れできる予熱・油・焦げ落としに慣れる

参考・出典:ティファール・本体素材とコーティング

フライパンの寿命が来たら比較したい、買い替え候補

IHで中央付近から傷む悩みには、「値段の高いコート品へ替える」以外にも選択肢があります。今回は24〜26cmを中心に、手頃なコート品、セラミック、全面多層構造、使用中のenzo鉄中華鍋、ふっ素樹脂コートのない鉄・ステンレスを含む12製品を比較します。着脱式のPENTAは深型28cmの参考候補です。

購入費、熱の広がり、持ち上げる重さ、手入れのしやすさから、次の1本で何を変えたいかを考えて選びます。

12製品の詳細表へ進む ↓ / サイズ・表面加工・予算から候補を表示する ↓

掲載価格は調査した販売先の比較用の価格です。購入リンク先の価格・送料・在庫は購入画面で確認してください。

着脱式取っ手と有料リフレッシュPENTA 3.0 深型28cm ブラックノワール

PENTA 3.0 深型28cm

ブラックノワール

深型と収納性、有料で新品交換する仕組みに納得できる人の参考候補。筆者の体験は旧モデル。

21,780円
約980g

特徴・購入先を見る ↓

24cmと26cmは、深さ・底の構造・重さまで比べる

私には24cmのほうが長持ちする感覚がありますが、24cmへ替えるときは普段のおかずが無理なく収まるかも確認します。26cmの量を24cmへ押し込まず、一度に焼く量を減らせるかを考えます。

ニトリ24cmは深さ約7cm、ソフィアII 24cmは5cm、メイフラワー24cmは5.6cmです。同じ24cmでも形が異なります。ソフィアIIは本体が全面2層、ヘキサプライは全面6層、貝印o.e.c.は底厚2.5mm。貝印o.e.c.は、底面から側面へ熱を伝える設計も特徴です。周囲まで焼けるかが気になる人は、口径や厚さと合わせて見ておきたいところです。

PENTA 3.0深型28cmの焼き面は16.5cm、リバーライト26cmの底面は17.5cmです。口径・焼き面・底径・底裏の発熱部分は同じ寸法ではありません。表にない発熱部分の直径は、購入前にメーカーへ確認したいところです。

価格・仕様の詳細比較

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買い替え候補12製品の詳細
比較する項目
ニトリ 軽っ!超深型24cm FP24KY098/2111200029741
ニトリ
軽っ!超深型24cm
FP24KY098/2111200029741
カインズ こびりつきにくい26cm JAN 4550596138961
カインズ
こびりつきにくい26cm
JAN 4550596138961
ドウシシャ evercook 26cm EIFP26RD3
ドウシシャ
evercook 26cm
EIFP26RD3
サーモス セラプロテクト 26cm KFO-026 GG
サーモス
セラプロテクト 26cm
KFO-026 GG
ティファール IHルージュ・アンリミテッド 26cm G26205
ティファール
IHルージュ・アンリミテッド 26cm
G26205
ビタクラフト ソフィアII 24cm No.1744
ビタクラフト
ソフィアII 24cm
No.1744
グリーンパン メイフラワー24cm CC001897-001/4895156653967
グリーンパン
メイフラワー24cm
CC001897-001/4895156653967
和平フレイズ enzo 鉄中華鍋26cm en-012
和平フレイズ
enzo 鉄中華鍋26cm
en-012
リバーライト 極JAPAN フライパン26cm J1226
リバーライト
極JAPAN フライパン26cm
J1226
貝印 o.e.c. 25cm(ふた付) DY5200
貝印
o.e.c. 25cm(ふた付)
DY5200
ビタクラフト ヘキサプライ24.5cm No.6131
ビタクラフト
ヘキサプライ24.5cm
No.6131
PENTA 3.0 深型28cm ブラックノワール
PENTA
3.0 深型28cm
ブラックノワール
掲載価格1,790円
公式通販の本体価格
2,480円
カインズ公式特集の掲載価格。店舗等で異なる
4,730円
公式通販の本体価格
4,400円
公式通販の本体価格(希望小売価格7,700円とは異なる)
6,380円
公式通販の本体価格
4,378円
公式通販の本体価格
7,920円
公式通販の本体価格
9,900円
メーカー公式通販・26cmの掲載価格
7,700円
正規取扱店ニチエーの本体価格
19,800円
公式通販・ふた付き商品の価格
33,000円
公式通販・ふた付き商品の価格
21,780円
king-penta.jp本店・単品
価格に含むもの本体・取っ手(蓋なし)本体・取っ手(蓋なし)本体・取っ手(蓋なし)本体・取っ手(蓋なし)本体・取っ手(蓋なし)本体・取っ手(蓋なし)本体・取っ手(蓋なし)本体・取っ手(蓋なし)本体・取っ手(蓋なし)本体・取っ手・ふた本体・取っ手・ふた(落とし込み式)本体・取っ手(蓋なし)
送料・購入条件送料・納期は配送先と受取方法で異なる。店頭受取の条件も購入画面で確認。店舗受取は送料無料。配送は5,000円以上で基本送料無料。単品の送料・納期は配送先と在庫で確認。公式通販は送料無料表示公式通販は送料550円。単品合計4,950円。税込5,000円以上は送料無料。送料は購入先による公式は9,000円以上送料無料。関東への単品配送は送料880円、合計5,258円。通常は平日10時までの注文で2営業日後発送。公式は3,301円以上送料無料。この商品は対象。決済確認後7営業日以内に発送。公式通販は税込5,500円以上送料無料の表示。配送地域・納期は購入画面で確認。楽天e-goodsは送料無料表示。離島・一部地域の追加送料等は購入画面で確認。公式は3,980円以上送料無料。通常は注文から1〜5営業日で発送。公式は9,000円以上送料無料。この商品は対象。通常は平日10時までの注文で2営業日後発送。本店は税込1万円以上送料無料の表示。配送条件は注文画面に従う。
重さ(掲載値)約440g約615g約672g約700g約1,160g約800g(遠藤商事カタログ値)約700g約770g約950gふた付き1,320g公式の商品仕様欄に重量未掲載約980g
口径・底面口径24cm。底裏の発熱部分の直径は未掲載口径26cm・外径27.6cm。発熱部分の直径は未掲載内径26cm内径26cm内径26cm内径24cm・底径17cm(底径は取扱業者カタログ値)口径24cm。底裏の発熱部分の直径は未掲載口径26cm。底裏の発熱部分の直径は未掲載外径26cm・底面直径17.5cm口径25cm。発熱部分の直径は未掲載外径24.5cm(内径表示の製品とは異なる)外径28cm・焼面16.5cm
深さ・高さ深さ約7cm深さ4.8cm本体高さ5.5cm胴部高さ6.5cm深さ5.7cm深さ5cm深さ5.6cm中華鍋型。全体高さ12cm(持ち手を含む)高さ5.0cm深さ5.7cm深さ5.5cm高さ7.0cm
全体の大きさ幅41×奥行24.9×高さ11.5cm全長43cm・外径27.6cm幅48.6×奥行27.6×高さ9.8cm幅46.5×奥行26.5×高さ8.5cm幅45.3×奥行27.7×高さ8.8cm公式の商品仕様欄に全長・全幅の記載なし全長42.6×幅24.6×高さ9.1cm約全長47×幅26×高さ12cm全長45.7×幅26.0×高さ10.7cm長さ40×幅27×高さ11.5cm(商品掲載値)公式の商品仕様欄に全長・全幅の記載なし全長47.7cm・取っ手を外した長さ約32.3cm
本体の材質アルミニウム合金・ステンレスの貼り底アルミニウム合金・ステンレス鋼アルミニウム合金・ステンレス鋼アルミニウム合金・ステンレス鋼の底アルミニウム合金・ステンレス鋼の底アルミニウム・ステンレスアルミニウム鉄。ハンドルは天然木(ブナ)・ステンレス鉄・天然木の取っ手アルミニウム合金・ステンレス鋼ステンレス・アルミニウム・アルミ合金アルミ・ステンレスの合わせ板
底の厚さ・金属構造底厚2.5mm(ステンレスの貼り底を含む)アルミ本体・ステンレス鋼。底の厚さ未掲載アルミ本体・ステンレスの底。厚さ未掲載アルミ本体・ステンレスの底。厚さ未掲載アルミ本体・ステンレスの底。厚さ未掲載本体は全面2層構造。表面の3層コートとは異なる底の厚さ・発熱部分の直径は公式仕様欄に未掲載底厚1.2mm(メーカー公式値)・槌目模様のスピン加工鉄の板厚1.6mm底厚2.5mm。ステンレスとアルミを組み合わせ、底面と側面へ熱を伝える設計全面6層。内側は304ステンレス、外側はIH対応ステンレスアルミ・ステンレスの合わせ板。厚さ未掲載
内面・表面加工内面ふっ素樹脂・2層マーブルコートふっ素樹脂塗膜加工(スピンコーティング)ふっ素樹脂コーティングセラプロテクトコート(セラミック)チタン・アンリミテッド(ふっ素樹脂)ナヴァロン3コート(3層ふっ素樹脂)セラミックコーティング内面・外面はシリコン樹脂塗装。ふっ素樹脂の焦げ付き防止コートとは異なる窒化鉄・酸化鉄の層(ふっ素樹脂塗膜なし)イクリプス3層ふっ素樹脂塗膜加工ステンレス調理面・焦げ付き防止コートなし焦げ付き防止コーティング
熱源IH・ガス火IH・ガス火IH・ガス火IH・ガス火IH・ガス火IH・ガス火IH(100V・200V)・ガス火。オーブン不可IH・ガス火IH・ガス火IH・ガス火IH・ガス火IH・ガス火
取っ手固定式固定式・フェノール樹脂(木目調)固定式固定式固定式固定式固定式・天然木(アッシュウッド)固定式・天然木とステンレス固定式・木柄は有料交換可能固定式・フェノール樹脂固定式・交換用部品の案内あり着脱式
食洗機不可不可不可不可可:中性洗剤など説明書の条件に従う不可(メーカーのコート品向け案内)不可不可(同型番の取扱店表示)不可購入品の取扱説明書で確認取っ手等を含め購入品の取扱説明書で確認手洗いを基本に取扱説明書に従う
保証・交換費用商品表示は1年保証。1年間のこびりつき防止を保証するとの記載はない。こびりつき性能の保証年数の記載なし。購入店へ相談。500日:内面ふっ素樹脂の剥がれ。傷・焦げ付き・変色・膨れは対象外。保証対応は1回。こびりつき性能の保証年数の記載なし。購入店・メーカーへ相談。通常使用による消耗・摩耗は保証対象外。塗膜の耐久年数を保証する制度ではない。公式の商品仕様欄は「保証なし」こびりつき性能の保証年数の記載なし。購入店・メーカーへ相談。長期のこびりつき性能保証の記載なし。購入店・メーカーへ相談。木柄・ボルトは有料で交換可能。購入から5年間の有料本体交換。DY5200は5,950円(沖縄6,380円)。ふた等は対象外。製造上の欠陥などに10年保証。取っ手・つまみ等の消耗部品は有料。購入日から10年。通常使用による故障の修理等と、有料リフレッシュ。塗膜摩耗時は初年度から1回5,500円+送料。
使うときの手間中火以下。30秒以上の予熱、空焚き、金属製の道具を避ける。空焚きや過熱を避け、柔らかいスポンジで洗う。中火以下。油をひき、長い予熱・空焚きを避ける。中火以下。油を使う。急冷・硬い道具を避ける。IHで揚げ物をしない。中火・弱火を基本に油をひく。木製・樹脂製の道具を優先。弱〜中火。メーカー目安は弱火300〜400W・中火700〜1,100W。少量の油を使用。公式案内は中火で30秒〜1分ほど予熱後、少量の油。調理は弱〜中火。手洗い。初回の油ならし・塗装の焼き切りは不要。調理には油を使い、使用後は汚れと水気を取り、薄く油を塗る。初回は油ならし。毎回は油返し。調理後はお湯とたわし、水気を拭く。コート面を過熱・急冷・研磨しない。購入品の説明書に従う。調理前の予熱と油の扱い、使用後の焦げ・汚れ落としが必要。空焚き・過度な強火・硬い道具との接触を避ける。
購入先カインズ

価格は税込。貝印o.e.c.とヘキサプライは蓋付き、ほかは蓋なしです。「型番を検索」はAmazonの検索結果を開きます。

フライパンのおすすめは、軽さ・予算・手入れの希望で選ぶ

24cmでも料理が収まるならニトリ・ソフィアII・グリーンパン、26cmのまま軽さを優先するならカインズ・evercook・サーモスを比べます。ふっ素樹脂コートを使わない製品が希望なら、鉄製とステンレス製の候補も表示できます。

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12製品を表示しています

予算は表の掲載価格で絞り、送料は含みません。貝印・ヘキサプライは蓋付きの価格です。750g以下は表の重さで絞り、重量が未掲載の製品は表示しません。

24cm深型を安く買い直すなら、ニトリ「軽っ!」

ニトリ 軽っ!超深型24cm FP24KY098/2111200029741
ニトリ 軽っ!超深型24cm FP24KY098/2111200029741。画像:ニトリ公式。

ニトリの「軽っ!」24cmは、深さ約7cm、重さ約440gの深型です。本体1,790円なので、次の1本にかける費用を小さくしたい人の比較対象になります。

26cmから24cmにすると、普段と同じ量の食材を並べられない場合があります。深型だから焼く面も広いとは限らないので、いつも作る量と焼き面の広さを比べて選びます。底厚は貼り底を含めて2.5mmです。

26cmを手頃に買い直すなら、カインズ

カインズ こびりつきにくい26cm JAN 4550596138961
カインズ こびりつきにくい26cm JAN 4550596138961。画像:カインズ公式。

カインズの「こびりつきにくいフライパン26cm」は2,480円、約615g。26cmを使い続けたい人が、購入費と持ちやすさを比べる候補です。木目に見える取っ手はフェノール樹脂製です。

特殊な塗装方法を採用していますが、それだけで他社より何か月長持ちするかは分かりません。深さ4.8cmなので、汁気の多い炒め煮や大量調理をする人は、深型のニトリ・サーモスとも比べたいところです。

洗うときの軽さを優先するなら、evercook 26cm

ドウシシャ evercook 26cm EIFP26RD3
ドウシシャ evercook 26cm EIFP26RD3。画像:ドウシシャ公式。

約672gの26cm製品です。カインズ26cmの約615g、サーモス26cmの約700gとも比べられます。炒め物を皿へ移すときや、シンクで洗うときの持ちやすさを重視する人に向きます。

赤い外面に、内側はふっ素樹脂コーティング。500日保証が付いていますが、傷や焦げ付きまで無料交換になる制度ではありません。保証内容は後の節で確認します。

白い内面と洗いやすさなら、サーモスKFO-026

サーモス セラプロテクト 26cm KFO-026 GG
サーモス セラプロテクト 26cm KFO-026 GG。画像:サーモス公式。

サーモスのセラミック加工「セラプロテクト」を使った26cmです。内側に取っ手の留め具がなく、スポンジで洗いやすい構造になっています。

約700g、胴部高さ6.5cmで、軽さと深さの両方を比べたい人の候補です。白い内面は料理の色が見やすい一方、空焚きや急冷を避ける扱いは必要です。公式通販の単品購入では本体4,400円に送料550円が加わります。

予熱が分かりやすい、ティファールG26205

ティファール IHルージュ・アンリミテッド 26cm G26205
ティファール IHルージュ・アンリミテッド 26cm G26205。画像:ティファール公式。

中央のお知らせマークが予熱の目安になります。火を入れるタイミングに迷う人が、毎日の調理で使いやすい機能です。

約1,160gあるため、軽さが最優先なら持ち比べたい製品です。「チタン」という名前でも内面はふっ素樹脂加工。コートなしの金属製フライパンとは扱いが異なります。

ビタクラフトの24cmコート品、ソフィアII

ビタクラフト ソフィアII 24cm No.1744
ビタクラフト ソフィアII 24cm No.1744。画像:ビタクラフト公式。

ソフィアII No.1744は、本体4,378円の24cm。アルミニウムとステンレスの全面2層構造に、3層のふっ素樹脂加工を施した製品です。「金属が2層」と「コーティングが3層」は、それぞれ異なる仕様です。

底の構造に目を向けながら、コート品の扱いやすさも残したい人の候補です。コートなしのステンレス製品と同じ扱いにはできず、塗膜は消耗します。また、ビタクラフトのブランド名から10年保証を期待しがちですが、この商品の公式表示は「保証なし」です。

24cmのセラミックなら、グリーンパン メイフラワー

グリーンパン メイフラワー24cm CC001897-001/4895156653967
グリーンパン メイフラワー24cm CC001897-001/4895156653967。画像:グリーンパン公式。

グリーンパンのメイフラワー24cmは、セラミックコーティングと天然木の取っ手を備えた約700gの製品です。白い内面・26cmのサーモスと、口径や深さ、持ち手の好みを比べられます。

セラミックに替えれば買い替えが不要になる、とはいえません。公式も少量の油、弱〜中火、柔らかいスポンジでの手洗いを案内しています。木の取っ手があるこの型番は食洗機・オーブンには対応していません。

私がコート品と一緒に使う、enzo鉄中華鍋26cm

和平フレイズ enzo 鉄中華鍋26cm en-012
和平フレイズ enzo 鉄中華鍋26cm en-012。画像:和平フレイズ公式。

私は現在、コーティング系のフライパンと一緒に、燕三条のenzo鉄中華鍋を使っています。今は手入れにも慣れ、日々の作業はまったく気になりません。軽い鉄鍋はかなりいいと感じています。

en-012はメーカー公称約770g、底厚1.2mmの26cm。リバーライト極JAPAN26cmの約950gより軽い値ですが、こちらは中華鍋型で形が異なります。内外面のシリコン樹脂塗装は、油をなじませながら使う鉄鍋の表面加工です。メーカーはこの塗装の焼き切りを不要と案内しています。

油をなじませながら長く使う、リバーライト極JAPAN

リバーライト 極JAPAN フライパン26cm J1226
リバーライト 極JAPAN フライパン26cm J1226。画像:正規取扱店ニチエー。

鉄製の「極JAPAN」は、ふっ素樹脂の塗膜を使わない製品です。塗膜の劣化で買い替えることを減らしたくて、手入れも料理の一部として続けたい人の候補になります。

初回に油ならしをして、調理前には油返しをします。重さは約950g。持ち上げて使うことが多いなら、約770gのenzoや約672gのevercookとも比べたいところです。木の取っ手は有料で交換できます。

IHの熱ムラが気になるなら、貝印o.e.c. 25cm

貝印 o.e.c. 25cm(ふた付) DY5200
貝印 o.e.c. 25cm(ふた付) DY5200。画像:貝印公式。

貝印o.e.c. DY5200は、IH調理に合わせてステンレスとアルミニウム合金を組み合わせた、ふた付き25cmのフライパンです。底厚は2.5mm。熱の伝わりやすさと、温かさを保つ性質を両立させる設計です。

貝印は、底面全体を均一に加熱し、側面まで速く熱が回る点を特徴に挙げています。炎で側面を温めないIHでは、底から周囲へ熱を伝える構造も大切です。中央ばかり先に焼けて、周囲に火を通すために出力を上げてしまう人の候補になります。

内面は3層のふっ素樹脂加工「イクリプス」。ふた付き1,320g、掲載価格は19,800円です。コート品の扱いやすさを保ちながら、IHでの熱の広がりとふたも重視したい人に向きます。購入後5年間の有料本体交換は、後の費用の節で紹介します。

コートなしのステンレスなら、ヘキサプライ24.5cm

ビタクラフト ヘキサプライ24.5cm No.6131
ビタクラフト ヘキサプライ24.5cm No.6131。画像:ビタクラフト公式。

ビタクラフトのヘキサプライNo.6131は、内側のステンレスから外側まで金属を重ねた全面6層構造。焦げ付き防止コートのない、ふた付きの製品です。ソフィアIIと同じメーカーでも、調理面と扱い方が異なります。

塗膜の摩耗を理由に買い直したくない人の候補です。3万3,000円の支出に加え、予熱や油の扱い、毎日の手入れを続けられるかが選ぶポイント。10年保証は製造上の欠陥などへの対応です。

着脱式の深型を選ぶなら、PENTA 3.0は費用まで確認

PENTA 3.0 深型28cm ブラックノワール
PENTA 3.0 深型28cm ブラックノワール。画像:PENTA公式。

現行PENTA 3.0深型28cmは、取っ手を外して収納できる深型です。24〜26cm製品より大きなサイズなので、同じ調理量・同じ形として順位を付けていません。

本店の単品価格は21,780円。10年の制度には、塗膜摩耗時の有料リフレッシュも含まれます。深型28cmの調理量と、取っ手を外せる収納性を重視する人の候補です。

フライパンの寿命と保証|剥がれ・故障の対応と新品交換の費用

保証期間が長い製品ほど長持ちする、と考えたくなりますが、何を保証しているかは製品によって異なります。特に「焦げ付きが気になってきたとき、無料交換できるか」は購入前に読んでおきたいところです。

evercookの500日保証は、傷や焦げ付きも対象になる?

今回のEIFP26RD3は500日保証です。保証の対象は内面ふっ素樹脂の剥がれ。傷、焦げ付き、変色、内面の膨れは対象外で、保証対応は1回とされています。購入時のレシート・販売証明と保証書を保管する必要があります。

つまり、「500日間ずっとくっつかない」「焦げ付きが気になれば必ず無料交換」とは違います。購入品の保証書とメーカーの申込案内に従って相談してください。

参考・出典:ドウシシャ・evercook保証案内

貝印o.e.c.の有料交換は5年、ソフィアIIは保証なし

貝印o.e.c.には、購入から5年間、一般家庭で使う本体を有料で交換できるサービスがあります。DY5200の料金は5,950円、沖縄地区は6,380円。料金表示は取替え代・送料・代引手数料込みで、ふた・スクレッパーは対象外です。メーカーへ送る手順は申込案内で確認します。

初回のふた付き19,800円と、本体の有料交換5,950円を足すと25,750円です。ニトリ24cmの本体1,790円、カインズ26cmの2,480円と比べて、費用と制度に納得できるかを考えます。サイズ・蓋の有無・構造が異なるため、この金額だけでどちらが得かは決められません。

ビタクラフトも全製品が10年保証ではありません。ソフィアIIは公式仕様で「保証なし」。ヘキサプライの10年保証は製造上の欠陥などへの対応で、取っ手やつまみなどの消耗部品は有料です。ブランド名や保証年数より、何が起きたときにいくらかかるかで比べたいところです。

参考・出典:貝印・o.e.c.保証サービス

PENTAの10年保証は、有料リフレッシュの支出もある

PENTAの10年保証では、通常使用での取っ手などの故障は修理・部品交換の相談、コーティングの摩耗による焦げ付きは有料リフレッシュです。新品交換の費用は、初年度の1回目から5,500円+送料。期間は最初の注文日から10年間です。

本店の3.0深型28cm単品21,780円に、リフレッシュを1回使うと、本体と交換料金の合計は27,280円。ここにリフレッシュ時の送料が加わります。これは支出の足し算であり、交換がいつ必要になるか、何年間快適に使えるかを表すものではありません。

有料交換の窓口があることはPENTAの特徴です。ただ、交換費用5,500円は、今回のevercookの本体4,730円より高い金額です。サイズや構造は異なりますが、費用を抑えたい人なら、手頃な製品をその都度買う方法も比べたいところです。

現行PENTA 3.0深型28cmブラックノワールと着脱式取っ手
現行PENTA 3.0深型28cm。画像:PENTA公式。

保証の長さだけで決めず、次に交換が必要になったときの料金まで含めて比べたいところです。

参考・出典:PENTA・10年保証とリフレッシュサービス

フライパンの寿命を延ばす、火力・洗い方・収納

次の1本を長く使うには、製品に合った扱い方を続けることも大切です。コート品・鉄・ステンレスでは予熱や洗い方が異なるため、購入品の説明書に合わせます。

コート品を長持ちさせるには、強火・空焚き・急冷を避ける

evercookとティファールは中火以下を基本にし、焼く・炒めるときは油を使います。熱した直後に冷水をかけず、洗うときは柔らかいスポンジと中性洗剤を使います。金属の角、重ねた食器の底、研磨剤などで表面を傷めないように扱います。

セラミックのサーモスKFO-026も、中火以下・油の使用を案内しています。食洗機・食器乾燥機には対応せず、IHでの揚げ物はできません。白い内面だからと、硬い道具でこすって白さを戻そうとしないでください。

サーモスKFOシリーズの内側に留め具がなく、スポンジで洗いやすい取っ手付近
サーモスKFOシリーズは、内側に留め具のない構造。洗いやすさも毎日の選び方になります。画像:サーモス公式。

予熱時間も全製品共通ではありません。ニトリの今回の型番は30秒以上の予熱を避ける案内、グリーンパンは中火で30秒〜1分ほど温めてから少量の油を入れる案内です。別の製品の秒数をそのまま使わず、IHの出力と合わせて購入品の指定を確認します。

参考・出典:ティファール・使い方FAQ / サーモスKFO取扱説明書 / ニトリ・商品取扱案内 / グリーンパン・使い方

鉄フライパンの油ならしと、毎日の手入れ

油ならしは、初めて使うときに油をなじませる準備です。調理前に油を回して余分を戻す作業は「油返し」と呼びます。私は今はもう慣れたので、日々の作業はまったく気になりません。

私のenzo en-012はシリコン樹脂塗装なので、初回の油ならしや塗装を焼き切る作業は不要です。下の油ならしは、極JAPANの手順です。鉄製でも最初の準備は製品によって異なります。

最初の油ならし|極JAPANの手順

フライパンを洗う手順図

1 洗って水気を取る

初回は中性洗剤で内側と外側を洗い、すすいで水気を取ります。極JAPANは、油ならし前の空焼きは不要です。

鉄フライパンに食用油を入れる作業

2 弱火で油をなじませる

極JAPANの案内は、鍋の深さの約3分の1まで油を入れ、弱火で約5分。IHは弱い出力から徐々に温めます。

菜箸で持ったペーパーで鉄フライパンに油を広げる作業

3 油を戻し、薄く広げる

火を止め、油を耐熱のオイルポットなどへ戻します。残った油を、菜箸などで持ったペーパーで内側全体に薄く広げます。

油から煙が出るまで加熱せず、油を戻すときは必ず加熱を止めます。写真:和平フレイズ。

毎回、調理前に行う油返し

極JAPANは、温めたフライパンにお玉1杯ほどの油を入れて内側全体になじませ、余分をオイルポットへ戻します。その後、調理に使う量の油を入れて食材を加えます。鍋肌を温めて油を行き渡らせる、調理前のひと手間です。

調理後の手入れ|enzoは洗う・乾かす・薄く油

温かいうちに鉄フライパンをお湯とたわしで洗う手順図

1 料理を移し、お湯で洗う

料理を器へ移し、温かいうちにお湯とたわしで汚れを落とします。焦げはお湯で柔らかくしてから落とします。

鉄フライパンの水滴を拭いて乾かす手順図

2 水気を残さず乾かす

水滴を拭き取り、弱火で水分を飛ばして乾かします。水を残したまま収納しないのが、サビを防ぐ基本です。

乾いた鉄フライパンの内側へ油を薄く広げる作業

3 薄く油を塗ってしまう

enzoは、乾かした内側に油を薄くなじませます。熱い間は直接手を触れず、菜箸などでペーパーを持って広げます。

極JAPANは、お湯で洗って水滴を拭き取るのが普段の手入れです。煮る・蒸す・茹でる料理の後は油膜が落ちやすいので、洗って乾かしてから油を薄く塗ります。

参考・出典:和平フレイズ・鉄製品の準備と手入れ / リバーライト・油ならし/油返し/洗い方

ステンレスフライパンは、予熱・油と焦げ落としに慣れる

ヘキサプライは、十分に予熱してから油をひき、食材を入れます。温まり方が足りないと卵や魚がこびりつきやすいため、まず予熱のタイミングをつかむのがコツです。焦げや汚れは洗い落としてから、次の調理に使います。

コートなしのビタクラフト ヘキサプライNo.6131と付属のふた
塗膜の摩耗を気にせず使う候補。調理前後の手入れも含めて選びます。画像:ビタクラフト公式。

ソフィアIIも材質にステンレスを使っていますが、内面にはふっ素樹脂コートがあります。焦げを落とすときも、コートなしの製品と同じように強くこすらず、それぞれの説明書に従ってください。

参考・出典:ビタクラフト・ステンレス製品の使い方

フライパンの寿命・買い替えで迷いやすいこと

塩や重曹で、コーティングは復活する?

焦げや油汚れが取れれば、食材が離れやすくなる場合はあります。ただ、剥がれたコーティングや摩耗した表面加工を、塩や重曹で修復することはできません。ティファールは酸性・アルカリ性のものの使用をなるべく避けるよう案内しています。自己流で研磨する前に、製品の説明書の焦げ落とし方法を使ってください。

鉄製なら、最初から卵もくっつかない?

表面加工のある製品と同じ感覚で使うと、くっつくことがあります。リバーライトは油ならし・油返しと温度管理を案内しています。朝の卵料理を手早く済ませることが最優先なら、軽いコート品も候補です。

フライパンを買い替えるとき、蓋も必要?

蒸し焼きや煮込みに使うなら、蓋の総額まで考えます。同じ「26cm」の表示でも、縁の形によって合い方は変わります。手元の蓋を使うときは、製品側の適合サイズと安定して載る形かを確かめてください。今回の比較では、貝印o.e.c.とヘキサプライは蓋付きの価格、ほかは蓋なしの価格です。

古いフライパンは何ごみになる?

素材や大きさにより自治体の案内が異なります。住んでいる自治体のごみ案内で「フライパン」を調べ、サイズ上限や取っ手の扱いに従って出します。全国共通で不燃ごみとは決められません。

フライパンの寿命は、年数より状態と次の使い方で考える

剥がれと繰り返すこびりつきが気になったら、買い替えのタイミングです。大きな変形や取っ手の破損があれば調理を止め、メーカーへ相談します。小さな傷だけで決めず、いつもの料理がどう変わったかを見てください。

次の1本は、購入費を抑えるならニトリ24cm・カインズ26cm。24cmの全面2層コート品ならソフィアII、セラミックならグリーンパン・サーモス、予熱マークならティファール、26cmの軽さならevercookも候補です。塗膜の摩耗を避けたいなら、油と手入れを続けられるenzo・リバーライト、ステンレスのヘキサプライを比べます。私は現在、コート品とenzoの鉄鍋を一緒に使っています。今は手入れにも慣れ、日々の作業はまったく気になりません。軽い鉄鍋はかなりいいと感じています。

貝印o.e.c.とPENTAには有料交換の窓口がありますが、初回の購入額と交換費用まで納得できるかが大切です。私の旧PENTAは半年で新品交換になりました。高価な製品への買い替えだけを答えにせず、今度は毎日持ち上げられる重さ、続けられる手入れ、交換時の支出まで比べて選びたいところです。

IHで中央付近から傷む場合は、少量の油、予熱時間、調理量と鍋底も確認します。私は目盛りを1つ下げても、寿命が延びた実感はまだありません。手入れや調理方法を整えても改善しない場合は、使用条件と写真をメーカーへ伝えて相談し、保証・交換費用も確かめて次の1本を選びます。

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