車中泊やキャンプで繰り返し使うなら、ラップポン・サニーが第一候補です。ボタンでラップ処理でき、7kgの本体を折り畳んで持ち出せます。他社の自動式「和み」「ルーシール」と、価格・携帯性・電源・消耗品の買いやすさを比較します。同社の手動式PF-1も、購入費と軽さを優先する場合の候補として紹介します。
私はサニーを購入し、キャンピングカーのTOM200号に設置して使っています。選んだ決め手は、老舗の国内メーカーへの信頼と消耗品の入手性でした。使用済み袋の臭いは、BOSの防臭袋で包んで対策しています。本記事では選び方と仕様の比較をまとめ、実際の使い勝手は筆者のサニー購入レビューで詳しく紹介しています。和み・ルーシール・PF-1との比較はメーカー・販売元資料に基づき、実機使用したサニーの体験とは区別しています。
比較するのは、持ち運べるラップ式トイレで、サニーと比べて購入費を抑えられるモデルです。高価格帯・据え付け型・大型の介護用モデルは外し、サニー・和みはモールの本体購入先を、ルーシールはナッツRV公式通販の本体購入先を案内します。
サニーの公式掲載価格は132,000円(税込)。専用外付けバッテリーも販売されています。標準PEフィルムは防臭フィルムではないため、使用後の臭い対策も考えて選びます。本記事では筆者が行うBOS袋での外包みも紹介します。
- ラップポン・サニーの特徴や機能性
- 価格やランニングコストの比較と詳細
- メリット・デメリットの確認
- 他社の和み・ルーシール、同社PF-1との違い、使用回数別の総費用、購入前のFAQ
ラップポンサニーとは?メリット・デメリットはある?
- 災害時や断水・停電時にトイレ難民にならない為に
- 簡易トイレの種類、本命は?
- 日本セイフティーのラップポンとは?
- ラップポン・サニーの特徴と使い方
災害時や断水・停電時にトイレ難民にならない為に
災害や断水などが発生した時に、水や食料が注目されがちですが、トイレ問題は見過ごされがちです。しかし、いざ直面すると、トイレがないというのは、生活に直結する非常に重要な問題になってきます。
例えば、以下の神奈川県の記事では、震度6強の揺れで、1日当たり、最大4万8千人分の災害用トイレが必要になると試算しています。それに対して、備蓄されているトイレは数が足りておらず、トイレ難民が発生すると記載されています。

※神奈川県新聞記事より
毎年のように、災害が報道されている状況で、自分には関係ないという事はもはやありません。実際にその状況になったときに、少なく衛生的に怪しいトイレに行列を作って、トイレを奪い合うようなことが無いように、少なくとも自分と家族用の簡易トイレは確保しておきましょう。
簡易トイレの種類、本命は?
災害時やアウトドアで活躍する簡易トイレには、いくつかの種類があります。それぞれ特徴が異なるため、用途や目的に応じて選ぶことが重要です。ここでは、簡易トイレの主な種類とその特徴を解説し、「本命」としておすすめのタイプについて考察します。
1. 凝固剤タイプ
凝固剤を使用する簡易トイレは、最も一般的なタイプです。排泄物を専用の袋に封入し、凝固剤で固める仕組みです。このタイプのメリットは、軽量で持ち運びやすく、消耗品さえあればどこでも使用できることです。一方で、凝固剤や専用袋の消耗が早い点には注意が必要です。
2. バケツ型トイレ
バケツ型トイレは、バケツの上に便座を設置した構造です。シンプルな作りですが、使い捨ての袋を組み合わせることで衛生的に使用できます。このタイプは耐久性が高く、家族全員で使用できる容量を備えていることが多いです。普段は中に防災グッズを入れておいて、いざというときにバケツごと持ち出すことも出来ます。

3. 無水ラップ式トイレ
ラップ式トイレは、排泄物を一回ごとにラップで包み込み、密封して処理する高性能タイプです。排泄物を個包装することで後処理の負担を減らせます。防臭性は使用するフィルムによって異なります。特に日本セイフティーの「ラップポン」が中心的製品で、災害時だけでなく介護現場でも多く活用されています。ただし、シリーズが多く、機種に応じた本体購入費に加え、専用消耗品と電源が必要です。

4. 携帯トイレ
携帯トイレは、軽量でコンパクトなため持ち運びに優れています。排泄物を専用の吸収材で固め、密封袋に入れて処理します。このタイプは1回ごとの使い捨てで、特に移動中や緊急時に便利です。ただし、連続使用には適していません。
5. 簡易型水洗トイレ
キャンピングカーなどに設置されていることが多い、水を使って排泄物を流す仕組みを備えたトイレです。通常のトイレに近い感覚で使用でき、快適性が高いのが特徴です。しかし、水タンクの管理や清掃の手間が発生するのが大きなデメリットになります。
本命は「無水ラップ式トイレ」
最終的に、今、本命として挙げられるのは「無水ラップ式トイレ」です。
このタイプは、水を必要とせず、排泄物を個包装でき、家庭や避難所、介護用など幅広い場面で使えます。電源はポータブル電源などを用意しておく必要があり、消耗品の費用と防臭性は機種やフィルムによって異なります。使用後の処理を減らせる反面、電源を使わない携帯トイレと比べて準備するものは増えます。

とはいえアウトドアや介護の現場など日常使いしないのであれば、携帯型や凝固型でも問題ない場合も多いでしょう。ご家庭の利用用途の幅なども考慮し、自分や家族のニーズに合ったものを選びましょう。
日本セイフティーのラップポンとは?
日本セイフティー株式会社が開発した「ラップポン」は、排泄物を特殊なフィルムで包み込む画期的な水を使わないトイレシステムです。災害時の備蓄品として、アウトドアや在宅介護、医療現場など幅広い用途で採用されています。ラップ式トイレは最近になって、輸入品などを販売するキャンピングカーメーカーが出てきましたが、日本においては、同社がパイオニアで、消耗品の入手性や、製品の信頼性などにおいて、十分な実績がありデファクトスタンダードとなっています。
1. ラップポンの仕組み
ラップポンは、排泄物を専用フィルムで包み、熱圧着で処理するトイレシステムです。水を使わずに個包装でき、防臭性は機種と専用フィルムによって異なります。また、自動式と手動式のモデルがあり、さまざまな環境や利用用途に対応できるラインナップが揃っています。
動作の流れ:
- 凝固剤を入れる。
- 排泄物が専用フィルムに包まれる。
- フィルムを熱圧着して密封。
- 密封された袋を取り出して処分可能。
この一連の流れは非常に簡単で、利用者の負担を最小限に抑えます。
2. 主な用途と活用シーン
ラップポンはその機能性から、さまざまな場面で利用されています。
- 災害時: 断水時にも使用可能。停電時は対応バッテリーや車の電源などを別途確保する必要があります。
- アウトドア: キャンプや車中泊などで使用する際、水を使わず、持ち運べるモデルを選べます。
- 介護現場: 在宅介護や施設での利用に最適で、衛生的な環境を維持します。
- 医療施設: 排泄物を個包装することで後処理の負担を減らします。施設での採用は用途に合う機種と運用の確認が必要です。

3. ラップポンのメリット
ラップポンは、従来の簡易トイレと比較して多くの利点を持っています。
- 衛生的: 排泄物を専用フィルムで個包装し、後処理の負担を減らします。
- 頑丈:フィルムは頑丈で、引っ張っても簡単に破れないような強度で安心。
- 簡単操作: 自動式はボタンひとつ、手動式は簡単なレバー操作で完了。
- 水を使わない: 水が不要なため、断水時や水の確保が難しい場面でも使用可能。
- 多用途性: 災害用、アウトドア、介護と幅広い用途で活躍。
- 処理が簡単: ラップした袋は自治体のルールに従って処分します。処理方法は地域で異なる場合があります。

4. ラップポンの注意点とデメリット
便利なラップポンですが、購入前に考慮すべき点もあります。
- 価格: 自動式は本体購入費が高くなりやすく、手動式も専用消耗品の費用が継続してかかります。
- 電源の必要性: 自動式・手動式ともに熱圧着に電源を使います。災害時は対応する電源も備え、待機時の消費や運用方法は機種別の説明書で確認してください。
- 消耗品の準備: フィルムや凝固剤などの専用消耗品を切らさないよう、定期的に補充する必要があります。
ラップポン・サニーの特徴と使い方
ラップポン・サニーは、日本セイフティーが手がけるアウトドア向けの自動ラップ式トイレです。ここでは、購入前に確認したい仕様と使い方を紹介します。
本体は約7kg。脚を畳んで付属のバッグに入れられるため、車載と持ち出しを両立しやすい設計です。

本体・消耗品60回分・ACアダプター・収納バッグが基本セット。DCケーブル付きなど、店舗ごとの付属品も比べてください。
1. ラップポン・サニーとは?
ラップポン・サニーは、水を使わず、排泄物を専用フィルムで包んで熱圧着するトイレです。処理の手間を減らせる一方、標準のPEフィルムは防臭仕様ではありません。処理後は早めに処分するか、筆者のようにBOSの外袋で包む防臭対策を組み合わせます。

主なスペック:
- 公式掲載価格: 132,000円(税込)。発売当初に紹介した121,000円は過去の参考価格です。
- 重量: 7.0kg
- サイズ: 幅36×奥行46.9×高さ42.1cm(使用時)
- 収納時サイズ: 幅36×奥行46.5×高さ24.7cm
- 耐荷重: 150kg
- 付属品: 消耗品60回分(フィルムロール30回分×2セット、凝固剤30袋×2セット)、収納バッグ
本体・消耗品60回分・ACアダプター・収納バッグが基本セット。DCケーブル付きなど、店舗ごとの付属品も比べてください。
2. ラップポン・サニーの魅力
① どこでも使える無水システム
ラップポン・サニーは水を使わない設計のため、自然の中や水が確保できない災害時でも問題なく使用できます。また、AC電源が標準装備されているほか、オプションの車用DCケーブル(別売り:4,400円)を使えば、車のシガーソケットからも電源を供給可能です。

② 軽量・コンパクト
本体重量は7.0kgで、折りたたむと高さが24.7cmまでコンパクトになります。付属の収納バッグを使えば、持ち運びも簡単。従来のラップポンの最大のデメリットだった重さの問題が解消されています。

③ 簡単な操作
用を足した後は便座から立ち、STARTボタンを約2秒長押しします。約100カウントでラップが完了し、袋が切り離されます。完了前に次の人が座ったり、袋を引っ張ったりしないでください。

④ PEフィルムで消耗品代を抑える
標準のサニー専用PEフィルムは約30回分で1,320円(税込)。専用凝固剤と組み合わせると、1回あたり約80.7円です。防臭性能をうたうBOSフィルムとは異なり、サニー内部のフィルムをBOSに替えることはできません。取り出した使用済み袋をBOSの外袋で包む使い方は別で、筆者も行っています。メーカーのPEフィルム説明も確認してください。

本体・消耗品60回分・ACアダプター・収納バッグが基本セット。DCケーブル付きなど、店舗ごとの付属品も比べてください。
3. 注意点とコスト面
専用消耗品のコスト
現在の純正消耗品は、PEフィルム約30回分1,320円+専用凝固剤30袋1,100円=約30回分2,420円、1回あたり約80.7円です。送料・追加処理・フィルムのセット時の消費などで実際の費用は変わります。
以前は市販の凝固剤を使った「55円以下/回」という試算も紹介しましたが、当時の価格を前提とした参考値です。メーカーの取扱説明書は専用凝固剤の使用を案内しているため、今回の比較は純正品で計算しています。
処理方法の確認
ラップ済み袋は紙おむつと同様に処理が出来ますが、自治体によって廃棄ルールが異なるため、各自治体の指導に従ってください。
バッテリーは外付け・別売り
サニーにはバッテリーを内蔵していませんが、現在はハンディーバッテリー3300 サニー用(BALPHB03JH・26,400円)が販売されています。付属ACアダプター、別売の車用DCケーブルCA-50(4,400円)、専用外付けバッテリーから選べます。通常のPF-1/SH-1用セットにはサニー用接続ケーブルが付かないため、型番を確認してください。公式のサニー用バッテリーセット
ラップポン・サニーがもたらす快適性
ラップポンサニーは、アウトドア愛好者やキャンピングカーやバンコンで車中泊をされる方、災害時の備えを考える方にとって理想的な選択肢です。トイレ環境を整えることで、キャンプや車中泊、渋滞時の急なトイレや、深夜のキャンプ場や道の駅などでの暗いトイレなど不安を解消してくれます。
ここからは、私がサニーを選んだ理由と臭い対策を紹介したうえで、他社の自動式「和み」「ルーシール」と比較します。続いて同社の手動式PF-1との違いも確認します。
本体・消耗品60回分・ACアダプター・収納バッグが基本セット。DCケーブル付きなど、店舗ごとの付属品も比べてください。
私がサニーを選んだ理由:国内メーカーへの信頼と消耗品の入手性
私がサニーを選んだ大きな理由は、老舗の国内メーカーである日本セイフティーへの信頼と、消耗品を買い足しやすいことです。本体を購入した後も、専用フィルムと凝固剤を継続して手に入れられるかを重視しました。
日本セイフティーは、介護や防災の分野で長くラップポンを扱ってきた国内メーカーです。私にとって、この実績は価格や目新しさだけでは決められない安心材料でした。
サニーの消耗品はメーカーの公式通販に加え、楽天やYahoo!の取扱店からも探せます。いつも使うモールで買い足せること、価格・送料・納期を複数の窓口で確認できることが、長く使ううえでの選びやすさにつながります。すべての店で常時在庫があるという意味ではないので、旅行や備蓄では余裕をもって用意しておきたいところです。
出典:日本セイフティー会社概要、ラップポンに関する同社発表。消耗品の購入先:公式のサニー専用PEフィルム/楽天のサニー用PEフィルム4本セット/Yahoo!のサニー用PEフィルム。
臭い対策は、使用済みの袋をBOSで包む
サニーの標準PEフィルムが防臭仕様ではないことは、購入前に知っておきたい点です。ただ、私の場合は、サニーで処理した使用済みの袋をBOS(ボス)の防臭袋で包むことで、臭いは問題になっていません。この使い方を含めて考えたので、フィルム単体の防臭性だけが購入の決め手にはなりませんでした。
サニー内部には指定のPEフィルムを使い、取り出したラップ済み袋をBOSの外袋に入れます。BOS公式の使い方に沿って、口元を数回ねじってしっかり結びます。サニーにBOSフィルムを装着する話とは別です。袋を結べる余裕のあるサイズを選び、傷や破れのない状態で使います。
この方法ではBOS袋代と、外袋に入れるひと手間が加わります。純正消耗品だけなら約80.7円/回ですが、私の運用で比べるなら「約80.7円+使用するBOS袋代」で考えるのが実態に合います。外袋のサイズ・購入単価・使う枚数で費用が変わるため、下の総費用表にはBOS袋代を含めていません。
BOSで包む臭い対策は筆者の使用経験です。保管期間や使い方によらず完全無臭になることを保証するものではありません。BOS公式の使い方も確認してください。処分は自治体・利用施設のルールに従います。
【3社比較】サニー・和み・ルーシールの違い
自動式の3社を比べても、私が選ぶ軸はメーカーへの信頼と消耗品の入手性です。
サニーの軽さ・収納性に加え、和みのバッテリー付属と防臭フィルム、ルーシールの内蔵バッテリーと価格を比較します。
和みはグローバルガーデンが企画・販売する無水ラップ式トイレです。約8kgで、工事をせずに車中泊や屋外へ持ち出せます。109,890円でバッテリーまで付くため、サニーと同じくらいの予算で自動処理を使いたい人に向きます。
もう1つの候補がナッツRVで国内販売されているルーシールです。約7.7kgで脚を畳んで持ち運べ、公式通販の本体価格は118,800円。価格・携帯性ともサニーに近い自動式です。本体と専用消耗品はナッツRV公式通販で確認できます。
価格は税込。最新の価格・在庫・納期は各販売店でご確認ください。和みは本体セットを楽天・Yahoo!で確認。予約販売や取り寄せの場合があるため、お届け予定を購入先で確認してください。手すり付きの大型セットとは区別しています。表が画面に収まらない場合は、左右にスクロールして比較できます。
出典:サニー公式仕様、和みの公式販売店、和みの専用消耗品、和みのブランド案内。ルーシール国内公式通販、ルーシールのフィルム、ルーシールの吸収剤。和みの写真:Good Life Wood Yahoo!店。ルーシールの写真:ナッツRV公式通販。写真同士の大きさは実寸比ではありません。
サニーを選ぶ理由:軽さ・収納性・繰り返し使うときの費用
サニーは和みより約1kg軽く、収納時には高さ247mmまで脚を畳めます。使わない日は車から下ろす、荷室の高さを抑えたい、といった使い方に利点があります。純正消耗品の単価も今回の条件では和みより約47.5円低く、使用回数が多いほど差が積み上がります。
サニーの標準PEフィルムは防臭仕様ではありませんが、筆者は使用済み袋をBOSで包んで対策しています。外袋代とひと手間を含め、メーカーへの信頼、消耗品を買い足せる窓口の多さ、既存の車載電源を活かせることを合わせて選びました。
和みを選ぶ理由:バッテリー込みの購入費と防臭フィルム
和みは基本セットにバッテリーと充電器が含まれ、充電しておけばコンセントから離れた場所でも使えます。サニー本体+サニー用バッテリーの158,400円と比べると、今回の掲載価格で48,510円低い計算です。専用防臭フィルムを使う点も、使用後の袋の保管を考える際の違いになります。
一方、交換フィルムと凝固剤は和み専用品を継続購入する必要があります。50回分セット6,410円なら約128.2円/回で、フィルム4,760円と粉末凝固剤2,450円を単品購入する場合は約144.2円/回です。予約の納期と、消耗品の購入単位まで見て選びましょう。
本体・バッテリー・充電器・ACアダプター・消耗品50回分付き。最新の在庫・お届け予定は各販売店で確認してください。下のリンクは本体セットの商品ページです。
ルーシールを選ぶ理由:内蔵バッテリーとサニーに近い価格・重さ
ルーシールは本体118,800円、約7.7kgで、バッテリーを内蔵しています。販売元は1回の充電で70〜100回の使用を案内しています。外付け電源を別に持たずに使いたい人にとって、購入時から充電式で使える点は利点です。
継続費用は専用フィルム30回分2,310円と吸収剤30回分990円で、約110円/回。本体には各60回分が付属します。消耗品はナッツRVの公式通販で購入できるので、以前のように「店舗に行かないと買えない」と考える必要はありません。一方、いつも使うモールから消耗品を選べるサニーとの販売窓口の違いは、購入後も使い続けるうえで比較したい点です。
3社の本体+消耗品の総費用
| 比較項目 | ラップポン・サニー | 和み(なごみ) | ルーシール |
|---|---|---|---|
| 100回使用 | 136,840円 | 116,300円 | 125,400円 |
| 300回使用 | 151,360円 | 141,940円 | 145,200円 |
| 1,000回使用 | 209,440円 | 231,680円 | 224,400円 |
サニーは付属60回分を引いて30回分2,420円、和みは付属50回分を引いて50回分セット6,410円を買い足す計算。ルーシールは付属60回分を引き、30回分3,300円を買い足します。パック数は切り上げ。BOS等の追加外袋代・送料・ポイント・電気代・フィルムのセット時ロス・修理費は除外。サニー用バッテリーを購入する場合は、サニーの各合計に26,400円を追加します。
本体+純正消耗品では、100回・300回の試算は和み、1,000回の試算はサニーが低くなります。追加電源とBOS袋代は別計算です。ただしサニーにBOSの外袋を使う場合、その費用は表に上乗せします。価格差に加え、メーカー・販売窓口への信頼、消耗品の入手性、外袋に包む手間まで比べると選びやすくなります。筆者の実機レビューがあるサニーを軸に、ご自身の電源環境と使用頻度に合わせて比べてください。
【同メーカー比較】ラップポン・サニーと携帯型PF-1
使うたびの手間を減らすならサニー。購入費・軽さ・袋の防臭性を優先するならPF-1。
自動か手動かだけでなく、PEとBOSの違い、電源を含めた持ち物、消耗品を含む総費用で選びます。
ここからは同じ日本セイフティーの2機種を比較します。自動式のサニーと手動式のPF-1では、使うたびの操作と本体価格に大きな違いがあります。他社の自動式との比較は上の「3社比較」をご覧ください。
サニーとPF-1の仕様・操作・防臭性を横並びで確認
価格は公式掲載価格(税込)、送料別。実売価格・納期・同梱品は販売店で異なります。スマートフォンでは表を左右にスクロールできます。
| 比較項目 | ラップポン・サニー | ラップポン PF-1 |
|---|---|---|
| 実製品画像 | ![]() | ![]() |
| 向いている使い方 | 車中泊・キャンプで繰り返し使用。日々の操作を減らしたい | 備蓄・持ち出し。購入費と軽さを優先したい |
| ラップ操作 | STARTボタンで自動処理・切り離し | 袋のセットとレバー操作を手動で行う |
| 処理の目安 | 約100カウント。便座から立って操作 | レバーを上げ、熱圧着を約10秒待つ |
| 公式掲載価格(税込) | 132,000円 | 53,900円 |
| 製品重量 | 約7.0kg(ACアダプターは別に約0.5kg) | 約4.2kg(公式仕様ページ)。総重量の案内は約5kg |
| 使用時:幅×奥行×高さ | 360×469×421mm | 376×510×400mm |
| 収納時:幅×奥行×高さ | 360×465×247mm | 170×560×410mm(公式仕様ページ) |
| 収納・設置方法 | 脚を広げる。バッグ付き | 胴体・台座・便座を組み立てる。トートバッグ付き |
| 耐荷重 | 150kg | 100kg |
| 付属電源 | ACアダプター(AC100–240V、50/60Hz) | ACアダプター(AC100V、50/60Hz)。本体入力DC12–16V |
| 消費電力 | 動作時最大60W | 定格35W |
| 12V車からの給電 | 別売CA-50・5m/4,400円 | 別売SP5・5m/4,400円 |
| 専用外付けバッテリー | サニー用BALPHB03JH/26,400円。専用接続ケーブル付き | BALPHB02JH/21,120円 |
| 基本セットの消耗品 | PEフィルム・凝固剤 約60回分 | 専用汚物袋・凝固剤 30回分 |
| 袋の材質・防臭性 | 専用PE。防臭フィルムではなく、長時間保管で臭いが漏れる場合あり | 専用BOS汚物袋。防臭性を重視する場合に利点 |
| 純正消耗品30回分 | PEフィルム1,320円+凝固剤1,100円=2,420円 | BOS汚物袋4,400円+凝固剤1,100円=5,500円 |
| 1回あたりの消耗品代 | 約80.7円 | 約183.3円 |
| 主な注意点 | 本体購入費が高い。PEフィルムの防臭性と、背面の配線スペースに注意 | 毎回の手動操作が必要。使用回数が多いと消耗品代が積み上がる |
出典:サニー公式仕様/PF-1公式仕様/PF-1の特徴。PF-1は公式ショップに重量「約4kg」、収納寸法「170×550×440mm」の別表記があります。表は公式仕様ページに統一し、収納場所に余裕がない場合は購入店に現物寸法を確認することをおすすめします。
車中泊で繰り返し使うなら、サニーの自動処理が便利
サニーは脚を広げて設置でき、フィルムをセットした後は使用ごとのラップ処理をボタンで行えます。家族で使ったり、夜間に何度も使ったりするなら、この操作の少なさが選ぶ理由になります。本体はPF-1より2.8kg重いものの、使用時の幅・奥行きは少し小さく、収納時も低く畳めます。
車載で使うなら、トイレ側にバッテリーを増やさず、既存の車載電源を活かす方法も考えられます。ただし背面の電源接続と、処理後の袋を回収する空間は必要です。寸法だけでなく、実際に置く場所から袋を取り出せるかまで確認しておくと使いやすくなります。
本体・消耗品60回分・ACアダプター・収納バッグが基本セット。DCケーブル付きなど、店舗ごとの付属品も比べてください。
使用頻度が少なく、軽く持ち出したいならPF-1
PF-1はサニーより本体購入費を抑えやすく、製品重量も約4.2kgです。胴体・台座・便座ユニットを組み立てて使い、用を足すたびに袋をセットし、レバーを操作します。熱圧着そのものは約10秒の案内ですが、袋の準備から後処理まで全部が10秒で終わる意味ではありません。
1回あたりの純正消耗品はサニーより約103円高くなります。一方で、専用のBOS汚物袋を使う点は防臭性を重視する人にとって利点です。非常用として年に数回しか使わないなら、本体価格の差を消耗品代だけで回収するのは難しく、PF-1の方が支出を抑えやすい選択になります。
本体品番はPF1SE002JH。消耗品だけの出品やバッテリーセットと混同しないよう、セット内容と納期を確認してください。
電源込みの持ち出し費用も比べる
| 比較項目 | ラップポン・サニー | ラップポン PF-1 |
|---|---|---|
| 家庭用コンセントで使う基本セット | 132,000円 | 53,900円 |
| 12V車用ケーブルを追加 | 136,400円(CA-50追加) | 58,300円(SP5追加) |
| 専用外付けバッテリーを追加 | 158,400円(サニー用セット追加) | 75,020円(PF-1用セット追加) |
上表は公式掲載価格の単純合計で、送料・ポイント・店舗独自セットを含みません。すでに使える車載電源やポータブル電源があれば、バッテリー代を重ねて買う必要がない場合もあります。サニー専用のためだけに大型電源を選ぶのではなく、ほかに同時使用する家電も含めて容量を決めましょう。
何回使うと差が出る? 本体+消耗品の総費用
本体付属の消耗品を使い切った後、純正品を30回分ずつ買い足す計算です。サニーは付属60回、PF-1は付属30回として、必要なパック数を切り上げています。
| 比較項目 | ラップポン・サニー | ラップポン PF-1 |
|---|---|---|
| 60回まで使う | 132,000円 | 59,400円 |
| 100回まで使う | 136,840円 | 70,400円 |
| 300回まで使う | 151,360円 | 103,400円 |
| 1,000回まで使う | 209,440円 | 235,400円 |
計算:サニー=132,000円+追加30回分パック数×2,420円。PF-1=53,900円+追加30回分パック数×5,500円。フィルム1ロールを30回として計算し、初期セット・やり直し等のロス、送料、電気代、電源追加費、修理費は含みません。実際の消耗回数によって総額は増えることがあります。
100回程度ならPF-1の購入総額が低く、1,000回の試算ではサニーが低くなります。サニーの魅力は、使用回数を重ねたときの費用と自動処理の便利さの両方です。サニーをBOSの外袋で包む場合は、その袋代とひと手間も含めて比べてください。表は純正消耗品のみの試算です。
どちらを選ぶか迷ったときの確認ポイント
- 毎月の車中泊・家族での共用:サニー。自動処理の便利さを活かしやすい。
- 備蓄や使用回数の少ない持ち出し:PF-1。購入費と軽さを優先しやすい。
- 袋の防臭性を重視:PF-1の専用BOS袋と、サニーの使用済み袋をBOSの外袋で包む運用を、費用と手間まで比べる。
- 電源が確保できない:どちらも熱圧着できないため、電源と一緒に備えるか、電源不要の携帯トイレも用意する。
モールの購入ボタンには広告リンクを使用しています。「検索」と表示したリンクでは関連部品や消耗品も出るため、本体の型番と内容を確認してください。ポイントは付与条件・上限が異なるので、商品価格+送料と分けて比較すると判断しやすくなります。
ラップポン・サニーのよくある質問
サニーと同等の他メーカー製品はありますか?
自動式の「和み」と「ルーシール」が比較候補です。和みは約8kg・バッテリー付き109,890円で楽天・Yahoo!に本体販売があり、ルーシールは約7.7kg・バッテリー内蔵118,800円でナッツRV公式通販に本体販売があります。携帯性と価格に加え、専用消耗品の買い足し先も比べてください。
消耗品の買いやすさでサニーを選ぶ理由は?
メーカー公式通販に加え、楽天・Yahoo!の取扱店でもサニー専用フィルムを探せることを筆者は重視しました。普段使うモールで価格・送料・納期を確認できる利点があります。すべての店舗での常時在庫や、将来の供給を保証する意味ではありません。
和みとサニーのフィルムは共用できますか?
共用を前提にしないでください。和みの販売元は専用フィルムを指定し、サニーもサニー専用PEフィルムを使用します。本体の安さに加えて、継続して買う消耗品の価格と入手先も確認してください。
停電中でも使えますか?
水は不要ですが、ラップ処理には電気が必要です。付属ACアダプターと対応するポータブル電源を組み合わせるか、指定の車用DCケーブル・専用バッテリーを用意します。手動式のPF-1も電源が必要です。
サニーにバッテリーは付いていますか?
本体への内蔵はなく、基本セットにも含まれません。別売の「ハンディーバッテリー3300 サニー用」BALPHB03JHを選べます。PF-1/SH-1用とサニー用では付属ケーブルが異なるため、商品名だけでなく型番とセット内容を確認してください。
本当に臭いは漏れませんか?
サニーの標準PEフィルムは防臭仕様ではありませんが、私は使用済み袋をBOSの防臭袋で包んで対策しています。実際に使って感じた臭いと、BOSでの二重包装については、サニーの実機レビューで詳しく紹介しています。
BOSフィルムや普通のポリ袋は使えますか?
サニーでは専用PEフィルムを使います。ラップポンの公式案内は、サニーで特殊防臭フィルムBOSを使用できないと明記しています。これは本体に装着するフィルムの話です。取り出したラップ済み袋をBOSの外袋で包む方法は別で、筆者も臭い対策として使っています。サイズの似た普通の袋を本体に装着することは避けてください。
1回いくらかかりますか?
純正品の公式掲載価格では、サニーはPEフィルムと凝固剤で約80.7円、PF-1はBOS汚物袋と凝固剤で約183.3円です。サニーの約80.7円にはBOSの外袋代を含みません。BOSを使う場合はその実費を加えます。本体・送料・電気代は別。フィルムの初期セットややり直しによって、使える回数が変わります。
凝固剤なしで使えますか?
サニーの説明書は、用を足す前に専用凝固剤1袋を入れるよう案内しています。シールが不十分な場合の漏れにも関わるため、凝固剤を省いて費用を計算しないでください。
車に置きっぱなしにできますか?
バッテリーを内蔵していなくても、高温の車内で無条件に保管できるわけではありません。サニーの説明書は動作時0~40℃、非動作時−20~60℃を示しています。直射日光や高温になる場所を避け、外付けバッテリーと消耗品もそれぞれの保管条件を守ってください。
PF-1の耐荷重も150kgですか?
いいえ。現行の公式仕様ではサニーが150kg、PF-1が100kgです。重量の軽さとは別に、使用する人の体重と設置場所の安定性を確認してください。
処理した袋はどこに捨てますか?
自治体の排泄物・使用済み携帯トイレの処分ルールに従います。キャンプ場やRVパークでは施設の受け入れルールも確認し、家庭の可燃ごみと同じように捨てられると決めつけないでください。
説明書や不具合の相談先はどこですか?
サニーの公式取扱説明書とPF-1の公式取扱説明書を確認できます。サニーの保証は購入日から1年で、ユーザー登録が条件です。フィルムが切れない・圧着不良などは説明書の該当項目を確認し、解消しない場合は購入店に相談してください。
ラップポン・サニーの購入レビューを公開しました
リアルなメリット、デメリットも忖度無しで公開しておりますので、参考にして下さい!
まとめ:国内メーカーへの信頼と消耗品の入手性で、私はサニーを選んだ
ラップポン・サニーは、普段の車中泊やキャンプと非常時の備えを兼ねたい人に向くトイレです。電源・消耗品・袋の回収場所を一緒に整えることで、自分や家族の使えるトイレを確保しやすくなります。
遠方に行く時の渋滞や、アウトドアをされる方も、トイレがあると一気に行く場所の選択肢は広がります。トイレを気にしながら、行き先を決める必要が無くなるというのは、素敵な事じゃないかな?と私は思います。
今回はサニー・和み・ルーシールの3社の自動式と、同社の手動式PF-1を比較しました。私がサニーを選んだ決め手は、老舗の国内メーカーへの信頼と消耗品の入手性です。使用済み袋をBOSで包む臭い対策まで含めると、自分の使い方に合うと判断しました。この記事を通して、安心と快適な旅の両方を、手に入れる手助けになっていれば幸いです。
また、私自身もラップポン・サニーを購入したので、レビューを以下で纏めました。我が家のキャンピングカー(TOM200号)に常設して、使ってみたメリット・デメリットなどを公開していますので、購入前に見ていただければ、参考になると思います!
最後に、記事の内容を纏めておきます。
- サニーは7kg・自動処理。純正消耗品は1回約80.7円。
- サニーの公式掲載価格は132,000円。別売のサニー用バッテリーも選べる。
- 標準PEフィルムは防臭仕様ではない。筆者は使用済み袋をBOSで包んで対策。総費用には外袋代も加える。
- 他社の和みは約8kg・自動処理。バッテリー付属の本体109,890円、専用防臭フィルムを使用。
- ルーシールは約7.7kg・バッテリー内蔵・118,800円。専用消耗品はナッツRV公式通販で購入可能。
- PF-1は約4.2kg・手動操作。購入費を抑えやすく、専用BOS袋を使用。
- 4機種とも熱圧着に電源が必要。付属バッテリーの有無と使用回数を含めて選ぶ。




