PLAUD NotePinは、服やバッグに付けて会話を残したい人に向くAIレコーダーです。筆者はスーツでの装着と、位置を変えた録音を試しました。軽さだけでなく、服のこすれや距離が文字起こしにどう響くかを見て選ぶのがおすすめです。
レビューの結論:対面の商談・立ち話を記録する道具として使いやすい一方、スマホ通話の相手の声を録る機種ではありません。新しく買うなら、1,100円高いNotePin Sの物理ボタンと付属品も比べたいところです。
このページでは筆者の使用感と録音結果を中心に、口コミで気になる操作・精度・費用を確かめます。Sとの違いは、公式の仕様をもとに比べています。
PLAUD NotePinの口コミ・実機レビュー:向く人とデメリット
向く人
- スマホを取り出しにくい商談や立ち話を残したい
- メモを取るより相手との会話に集中したい
- 録音後に要点・担当者・次の行動を整理したい
先に確認したい弱点
- 電話の相手の声を録る専用モードがない
- 感圧操作は振動だけでなく赤いランプで開始を確認する
- 服のこすれ・離れた声・数字の誤認識は残る
- 録音は本体だけでできてもAI処理にはアプリと通信が必要
筆者にとって便利だったのは、録音を保存するだけで終わらず、全文を読める形にし、要約から会話を振り返れることでした。会議が毎日ある職種だけでなく、短い面談を何度か行う人も、月の合計が無料枠に収まるなら始めやすい道具です。
ただ、要約が自然だからといって発言が正確とは限りません。「何を決めたか」を共有する前に、金額・人名・担当者・期限を音声で確認する作業は残ります。無条件に時間や売上が増える道具としては評価していません。
通話も録るならNote Proと現行4機種の比較、ブランドを決めず無料枠や総費用を比べるならAIボイスレコーダーの27機種比較へ進んでください。
PLAUD NotePinの装着方法をスーツで試す
首掛け、ネクタイのクリップ、襟のマグネット、リストバンド、バッグのクリップを試しました。写真は筆者が以前のアクセサリー構成で撮影したものです。今買うセットにすべて含まれるとは限らないので、必要な装着用品も確認してください。





目立ちにくさは服装と相手との関係で変わります。写真のように付けられることと、全員の声がよく録れることも別です。自分の声だけを近くで拾う配置にならないか、会話の相手との距離まで考えて取り付けます。
PLAUD NotePinの録音精度を位置と距離で検証
3人でDX関連の製品を話し合う架空の会議台本を作り、AI音声で読み上げた6分51秒・2,405文字の音源を使用しました。PCのスピーカー再生を録る試験で、実際のWeb会議や複数人が同時に話す会議室そのものではありません。
以下は検証当時のGPT-4oによる結果です。台本と文字起こしを比べ、誤字の数を筆者が概算しました。文章の整え方でも数え方は変わります。現在のAIでは再測定していません。
| 条件 | 距離 | 誤字箇所の概算 | 当時の概算誤字率 | 読み取れること |
|---|---|---|---|---|
| 音源ファイルを直接インポート | 録音なし | 約7か所 | 約0.3% | 音源が良くても誤りは残る |
| ネクタイにクリップ | 0.6m | 約30か所 | 約1.2% | 衣服のノイズと数字の誤認識 |
| リュックに付けて床へ | 1.2m | 約38か所 | 約1.5% | 離れた配置では拾い方が変わる |
| スーツのポケット | 0.8m | 約40か所 | 約1.6% | 布の遮りとこすれに注意 |
音源を直接取り込んだ結果
音源ファイルをアプリへ直接取り込みました。NotePinのマイクを使わず、文字起こしだけを試した結果です。
ネクタイ・リュック・ポケットで録った音声
ネクタイに装着:0.6m
ネクタイの結果では、台本の「3か月」が「半ヶ月」と認識されました。話の流れが自然でも、予定を誤って伝える可能性があります。
リュックに装着して床へ:1.2m
バッグを床へ置くと話者との距離が伸びます。バッグに付けられるからといって、置いたままでも同じ録音品質になるわけではありません。
スーツのポケット内:0.8m
ポケットでは布越しの集音とこすれが加わります。話者に近い位置に出して固定できるなら、まずその配置を試したいところです。
精度を上げる第一歩:AIの機種名より、声に近い配置・こすれを避けた固定・発言が重ならない進め方です。大切な数字は元の音声に戻って確認します。
録音テストに使った架空の会議台本を読む
以下の人物・会議・市場調査の数字はテスト用の創作です。実在の調査データではありません。
皆さん、今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今回のテーマは企業のDXを促進する新しい製品企画です。市場でDXのニーズが高まる中、私たちが提供できる価値を最大化するために、製品コンセプトを具体化していきたいと思います。 まず、現状の課題を共有し、それを解決するアイデアを出し合い、最後に具体的な方向性をまとめる流れで進めます。お二人とも、よろしいですか?
よろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
それでは最初に、現状の課題について話しましょう。南さん、最近のDX市場の動向について簡単に説明していただけますか?
はい。DXの推進は多くの企業で進んでいるとはいえ、特に中小企業ではハードルが高いようです。最近の市場調査では、DXを導入したいと思っている中小企業の約65%が『何から始めたらいいのかわからない』と回答しているデータがありました。また、『ツールを導入したけど、使いこなせない』という声も多いです。
そうですね。よく耳にするのは、『せっかく導入したけど、現場の業務にフィットしない』『ツールの使い方を教わったが、日々の運用に結びつかない』といった話です。これが原因で、導入したツールが放置されるケースもあります。
具体的な例として、どんなツールが活用されていないことが多いですか?
例えば、CRM(顧客管理システム)やERP(統合業務パッケージ)ですね。導入する際には期待感が高いものの、定着率が低いのが現状です。社員のITリテラシーや導入時のサポート不足が主な理由です。
それに加えて、導入企業が自社のデータを十分に活用できていない場合も多いですね。データの収集や整理が目的化して、業務改善に結びつかないといった課題です。
なるほど、ツールの選定や活用方法に課題があるわけですね。この現状を踏まえたときに、私たちが提供できる価値は何だと思いますか?
まず、ユーザーが迷わない製品設計が重要だと思います。例えば、『このツールを導入すれば、こういう業務改善ができる』という具体的な成果が見えやすい形にすることが鍵ですね。
それはUI/UXの工夫が必要ですね。ツール自体の操作性を上げるだけでなく、利用者が直感的に理解できるようなガイドやサポート体制も求められると思います。たとえば、AIアシスタントのような機能を追加するのも一つの手です。
確かに。特に中小企業では、現場で使いやすいシンプルな製品が好まれますね。ただ、操作性が優れているだけでなく、導入後の運用をいかにサポートするかも重要です。南さん、その点についてどう思います?
そうですね。導入後のサポートとして、業界ごとにカスタマイズされたテンプレートを提供すると効果的だと思います。例えば、製造業向けなら在庫管理や生産性向上に特化した使い方、小売業向けなら顧客分析や売上予測のような具体例です。
さらに、そのテンプレートを使って実際にどんな成果が得られるのか、シミュレーションできる機能があると良いかもしれませんね。『このテンプレートを使えば、3ヶ月後にこれだけ業務効率が上がる』といった結果がイメージできれば、ユーザーのモチベーションも上がるでしょう。
では、ここから具体的な製品アイデアを作り上げていきましょう。今の話をベースにすると、製品の方向性は次の3つに集約されそうです
1、ユーザーが迷わず使えるシンプルなUI/UX
2、業界ごとにカスタマイズされたテンプレートとサポート
3、AIを活用したデータ分析と成果予測機能 これを具体的にどう形にするかを議論しましょう。
まず、UI/UXですが、使い方を説明する動画やチュートリアルをツール内に組み込むのはどうでしょうか?また、重要なデータが一目で分かるダッシュボードをデフォルトで表示させると良いかもしれません。」
そうですね。ダッシュボードは『今日やるべきこと』『達成した目標』『改善すべきポイント』がひと目で分かるようにデザインしたいです。それに加えて、音声操作やチャットボットを導入すれば、ITに慣れていないユーザーにも使いやすくなると思います。
テンプレートについては、業界別に分けるだけでなく、企業規模や業務内容にも応じて柔軟に対応できると良さそうです。鈴木さん、このあたり、技術的にはどう実現可能ですか?
テンプレート自体は動的に生成する仕組みを作れば実現できます。たとえば、企業が入力したデータをもとに、最適なテンプレートを自動で提案するAIアルゴリズムを設ける形です。これなら、どんな企業でも自分たちに合ったスタートが切れます。
AIを活用するなら、成功事例のデータベースを作って、そのデータを元に新しいユーザーに適した改善案を出す仕組みも考えられますね。
では、これらのアイデアをもとにプロトタイプを作るスケジュールを考えましょう。まずは基本機能の開発に注力し、AI機能やテンプレートは順次追加する形が良さそうですね。鈴木さん、初期段階で必要なリソースはどのくらいですか?
基本機能の開発には3ヶ月ほどかかると見ています。プロトタイプを作りながらフィードバックを受けて調整するので、チームにエンジニア4名ほどをアサインする予定です。
その間にマーケティングチームでは、製品のターゲットに合わせたプロモーション戦略を立てます。また、リリース時にすぐ使える事例集やガイドも準備します。
それでは、次回の会議までに各自担当分野を進めて、具体的な成果物を用意しましょう。次回はプロトタイプの初期デザイン案をレビューする予定です。
今日の会議はこれで終了としますが、非常に有意義なディスカッションができましたね。皆さんのおかげで、製品コンセプトがかなり具体化しました。改めて、次回までに各自の進捗を確認しつつ、さらに良いアイデアを出していきましょう。お疲れさまでした!
お疲れさまでした!
お疲れさまでした!
PLAUD NotePinで文字起こし・要約を使った感想
全文を起こしたあと、要約とマインドマップも作りました。長い会話を要点から振り返れる点は便利です。要約だけだと省略される発言もあるので、決定事項や言い回しが必要な場面では全文も残します。




同じ録音から「決定事項」「担当者別の作業」「次回までの確認事項」と観点を変えて読むと、使う側が行動に移しやすくなります。自動抽出された担当や期限は、会議で合意された内容かを音声と照合してください。
テンプレートやAsk Plaudなどの利用範囲は契約画面で確認します。高度機能にはβ版として無料提供されるものもあり、その状態が永続するとは限りません。古い無料・有料の機能差だけで判断せず、主に月の処理分数から必要なプランを選びます。
PLAUD NotePinとNotePin Sの違い:操作・付属品・価格
| 項目 | NotePin | NotePin S |
|---|---|---|
| 本体価格 | 27,500円 | 28,600円 |
| 録音操作 | 中央の感圧式・長押し | 物理ボタン・1秒長押し |
| 録音中のハイライト | 非対応 | 短押しで追加 |
| 本体重量 | 16.6g(マグネットピンを除く) | 17.4g(マグネットピンを除く) |
| 連続録音 | 最大20時間 | 最大20時間 |
| 本体容量 | 64GB | 64GB |
| 装着用品 | マグネットピン・クリップ | ピン・クリップ・ネックストラップ・リストバンド |
| 電話専用モード | なし | なし |
新規購入で迷うなら、押し心地を重視する人や複数の付け方を試す人にはSが選びやすい構成です。価格差は1,100円です。Pinの操作に不満がなければ、急いで買い替える必要はありません。
仕様の根拠:PLAUD公式デバイス比較。最大録音時間や集音距離はメーカー条件の数値です。

PLAUD NotePinの料金と購入先
AI文字起こしは無料Starterで月300分(5時間)。月1,200分まで使うProは年払い16,800円、月払い3,000円です。Unlimitedは年払い40,000円、月払い5,000円。無料枠に収まれば継続料金はかかりません。
本体とAIの料金は別なので、PLAUDの料金と1年・3年の総費用で月の会議時間に合わせて確認してください。
NotePinの本体は27,500円、Sは28,600円です。付属品が違うので、購入前にセット内容を確認してください。
料金の根拠:PLAUD公式AIプラン。年払いの月換算と、実際の月払いを分けて記載しています。
PLAUD NotePinの購入前によくある質問
NotePinの録音開始はどう確認しますか?
中央を少し強めに長押しし、開始の振動と赤いランプの点灯を確かめます。振動があっても赤いランプが点いていなければ録音開始とは限りません。停止時もランプの消灯を確認します。
NotePinの充電はNOTEと同じですか?
NotePinは付属の充電ドックとケーブルを使います。NOTEの4ピンケーブルとは構成が違うため、別機種のケーブルを流用しないでください。
スマホがなくても録音できますか?
初期設定を済ませれば、本体へ録音を保存できます。録音中にアプリを操作する必要はありません。文字起こしや同期はアプリと通信が必要です。
月額なしでも使えますか?
無料Starterの月300分以内なら文字起こしの継続料金は不要です。無料300分は文字起こしに使う時間です。音源の取り込みや再文字起こしでも消費します。
NotePinで電話・イヤホン通話を録れますか?
スマホの振動から通話を拾う機能はありません。NOTEやProの電話モードも、イヤホン経由の相手の声を同じ方法で録れるわけではありません。音声の経路に合う機器を総合比較で確認してください。
操作の根拠:NotePinの録音ガイド、NotePin Sの録音ガイド。
PLAUD NotePinの口コミ・実機レビューのまとめ
NotePinを選ぶ理由は、服やバッグへ付けて会話を残せることです。筆者のテストでも要点を振り返る用途には役立ちましたが、服のノイズや数字の誤りは確認が必要でした。
新規購入ならSの操作と付属品も比較し、電話中心ならProやNOTEへ、処理量と費用が合わないなら他社へ候補を広げると選びやすくなります。