MOTAの評判やサービス内容が気になっている方へ、本記事では、実際にMOTAを使って愛車を売却した筆者の体験を通して、MOTAの車買取サービスについて詳しく解説していきます。
査定だけを希望する場合でも利用可能なのか、また、そのメリット・デメリット。さらに、車を高く売るための流れやポイントを体験談から、わかりやすく紹介していきます。
これからMOTAを利用してみようかなと思っている方や査定だけしたいと思っている方には、役立つ情報となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- MOTAの車買取サービスの特徴や評判について理解できる
- 査定だけを利用する際の流れや注意点について知ることができる
- サービスのメリット・デメリットや実際のレビューを把握できる
- 車を高く売るための具体的な準備や交渉方法のコツを事前に学べる
MOTAの車買取は査定だけでもOK?評判は?
- 株式会社MOTAの評判は?どんな会社?
- MOTAはどんな会社?
株式会社MOTAの評判は?どんな会社?
株式会社MOTAは、フェアな取引機会を創出し、人々の生活をより豊かにすることをミッションに掲げる企業です。1999年に設立され、自動車や不動産分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)事業を展開しています。この記事では、MOTAの評判やどのような会社かを解説します。

ポジティブな評判
MOTAの車買取サービス「MOTA車買取」は、査定額が最短3時間でオンラインで確認できる点が評価されています。多くの一括査定サービスが電話営業を伴うのに対し、MOTAでは上位3社とのやりとりに限定されるため、利用者にとってストレスが少ないのが特徴です。
また、不動産査定サービス「MOTA不動産査定」でも、複数の業者からの査定結果を比較しやすい仕組みが利用者に好評です。DXを活用した効率的な仕組みが、多くのユーザーから支持されています。
ネガティブな評判
一部の利用者からは、「査定額に期待していたほどの差がなかった」との声が聞かれます。また、業者とのやりとりにおいて、交渉が必要な点について改善を望む意見もあります。ただし、これらは一般的な査定サービスでも見られる課題であり、MOTA固有の問題ではないでしょう。車を高く売れなくてもいいなら別ですが、高く売りたいなら、やはり最低限の交渉は避けて通れません。
MOTAはどんな会社?
株式会社MOTAは「フェア・トレードの機会創出」というミッションを基に事業を展開しています。その主な事業内容は以下の通りです。
自動車DX事業
MOTAは、自動車買取事業やオークション事業を通じて、消費者が車を売却する際の手間やコストを削減しています。これにより、従来の流通業界の不透明な仕組みを改善し、公正な取引の機会を提供しています。

不動産DX事業
不動産分野では、一括査定サービスを提供し、不動産の売買や賃貸契約をスムーズに進めるためのプラットフォームを構築しています。これにより、売却希望者と買い手の双方が安心して利用できる仕組みを実現しています。

株式会社MOTAは、フェア・トレードの理念に基づき、これまでにない革新的なサービスを提供しています。その評判は、利便性や透明性を重視する姿勢が評価される一方で、まだまだ伸びしろはありそうです。
少なくとも現時点において、MOTAのサービスを利用することで、他サービスより公正で効率的な取引の機会を得られることは間違いありません。
次の項では、実際に査定を行ってみて、MOTAのサービスの使い勝手や、必要な準備、そして実際の結果と注意点までを詳しく紹介していきます。
MOTAの車買取は査定だけでもOK?評判は?実際に車を売ってみて分かった事
- 査定に出す前に必要な準備
- 実際にMOTAに出してみた概算結果は?
- 現車確認時の対応(高値を引き出すために)
- MOTAの現地査定結果は?
- MOTAで査定額が下がることがあるか?
- 交渉を終えて分かった心構えとデメリット
- MOTAの査定はキャンセルできないか?
- 【総括】MOTAの車買取は査定だけでもOK?評判は?
査定に出す前に必要な準備
①車の相場を理解しておく
私の売却した車は2018年のセレナe-powar(走行2.5万km)で2025年1月に売却しました。売却する前に一番重要なのが、相場を調べておくことです。必ず、交渉に入る前に把握しておくようにしましょう。
私の場合は以下で相場を確認しました。
・ディーラーで下取り価格を確認しておく
私の場合は、123万円が下取り価格でした。ここが今回の最低ラインです。
・グーネット買取でセレナ e-Powerの買取相場を調べておく
相場を見れるサイトは幾つかありますが、「グーネット買取」は個人情報が少な目で必要な情報が手に入れられます。登録するともちろんDMは来てしまいますが、配信停止もできるので、不要なら停めれば済みます。

グーネット買取の結果は147万~163万でした。下取り価格よりは、やや高いですが、まだ納得が出来ません。
・オークション相場を調べておく
最後にオークション相場を調べておきます。私が見たのは「オークションJP」です。最近のオークションでの落札実績と、その中古車の店頭販売価格が、個人情報の登録なしで見ることが出来ます。

落札相場に、かなり変動はありますが、落札の最大値で221.8万。店頭販売価格の差異だ位置が246.9万という情報がありました。
今回の買取では、このオークション価格に近づけられれば、相場より高めで売れたという事になりそうです。
以上である程度、相場の把握と買取価格の目標設定ができました。
②故障個所や塗装が必要な傷がある場合は、修理見積はとっておく
私のセレナは側面に下地が見える2㎝ほどの傷と、リアのLEDに擦り傷、そして、社内のテーブルが1つ折れて外れてしまっていましたが、買取時に、査定額が減るようであれば、先に修理に出すつもりで、ディーラーで見積を取っておきました。
修理見積額は9.1万でした。ただ、現車確認において、このような軽微な傷は査定額に大きな影響がありませんので、事前修理の必要はありません。
あくまで、もしも故障部分で査定額が下がると言われるようなことがあった場合に備えて判断材料として、情報は集めておいた方が良いでしょう。

③車の掃除はしておこう
現車確認に来られる方も人間なので、出来る範囲で掃除はしておきましょう。
私は、家族を今までいろんなところに連れて行ってくれた愛車に感謝を込めて、洗車と車内清掃をして臨みました。
実際にMOTAに出してみた概算結果は?
価格提示があったのは5社でした。最大20社の競争のはずですが、やや少ない印象でした。
ただ、目標額としていた220万を出してくれているところがあり、この中で、交渉を進めることにしました。しかしかなり差があり多少不安になりました。
また、提示されている企業は耳慣れない会社ばかりでしたが、口コミも参考になりました。
電話は本当に3社だけだったか?査定だけでも良いか?心構えは?
電話は3社だけだったか?
確かに3社だけでした。ただ、WEBで概算提示がされたあとすぐに、上位3社から電話ラッシュがあります。出ない限り、止まらない勢いなので、これは素直に出るしかありません。
電話をかけてくる日時を、こちらで設定できないので、平日電話に出づらい方は、金曜日の晩や土曜日の朝に登録するほうが良いです。そうすることで、土日に電話がかかってくると可能性はほぼなくなるでしょう。
とりあえず、以下の広告に偽りはありませんでした。
査定だけでも良いか?
可能です。ただし、売る気が無いとなると、あまり前向きに交渉できなくなりますし、相手もやる気がでないでしょうから、売る意思が全くないなら、上記で示した通り「グーネット買取」や「オークションJP」などで相場を見るだけにするほうをお勧めします。
売る気があって、本当に時期を決めていないなら、そのように伝えましょう。

現車確認時の心構えは?
現車確認に進めるかどうかですが、MOTAで出てくる価格は概算なので、価格を、どこまで引き出せるかは、実際に会って、現車確認に進めなければ、結局わかりません。
ただ、現車確認にすすめると、売ってほしいと必ず言われますので、電話の段階で、すぐ売るつもりはないがよいか?と事前に断りをいれておきましょう。
現車確認時の対応(高値を引き出すために)
ポイント① 目標金額の設定
上でも書いたように、車の相場を必ず把握しておき、目標金額を決めておくことが大切です。これが無く、間違った安い数字を伝えてしまうと、それで話が進んでしまうので、注意してください。
ポイント② 査定で見られる場所
細かい傷は、情報登録時に写真をUP出来るようになっているので、上げておいた方が良いでしょう。
私の場合は以下のような傷がありましたが、これでマイナス査定という事はありませんでした。

重視されるのは、故障歴や下周りの劣化、コンピューター系の不具合があるかどうかです。特に、ナットを外した痕跡や、車の下周りのチェックなどはしっかり確認されます。
事前に出来ることは特にありませんが、故障歴*を隠してもプロにはバレますので、正直に伝えるようにしましょう。
事故歴*有りか無しの判断って難しい?
車体に絡む大幅な改修がある場合は、事故車という認定になります。これがあると、買取価格から半値以下になることもあります。これは、出張査定で金額が決定していたとしても、最後に第三者機関で調査が入るので必ず発覚するので、隠しても意味がありません。
ここで疑問なのが、車体に関する大幅な改修ってなに?ってことなんですが、わかりやすく言うと板金ではなく交換したかどうかです。
例えば、板金で済むはずの修理を、ディーラーから交換のほうが綺麗に安価に仕上がるから、扉やルーフなどの交換を打診されたとします。
ここで交換してしまうと事故車扱いになってしまうので、お金がかかろうと、どうせ保険で対応するのであれば、板金で修理してもらうようにしましょう。
もしくは、交換しか方法がないと言われた場合は交換せずにそのままにしておきましょう。その方が減額幅は低くなる可能性は高いです。
私は、この点が理解できておらず、車体がゆがむような大きな修理歴はないから”修理歴無し”で対応していましたが、過去、軽く天井をこすってディーラーから板金より交換した方が早いと言われてルーフを交換したことが発覚し、事故車扱いになってしまいました。軽く擦っただけでそのままにしておいても良かったのですが、保険も使わないと損だなぁ、などと考えてしまい、つい交換を進めてしまいました。大失態です。。
ディーラーは「事故車になってしまいますが、いいですか?」などは言ってくれません。綺麗に安く修理出来る方法しか教えてくれません。
皆さんも、もし交換か板金かの選択肢が出てきた場合は、出来る限り板金を選択するようにしましょう。または、事故歴にならない方法で修理してくれと伝えるようにしましょう。
ポイント③ あとは交渉あるのみ!
想定の販売価格はポイント①で設定していますが、ちょっと高めに目標を伝えて、落としどころを探りました。私の場合は、200~220万で売れれば及第点なので、230万くらいなら即決ですと伝えました。
MOTAの査定結果は?
現地査定を終えて出た結果は。。。
「215万」
結局、1位だった業者が最高値を出してくれました。口コミは3.9で2位や3位の業者よりも下でしたが、最もこちらの要望を飲んでくれて、高値を出してくれました。下取りとか、普通に持ち込み買取などに出していると、この結果は得られなかったでしょう。
MOTAで査定額が下がることがあるか?
そして、、、最後の”落ち”ですが、教訓として私の事例を共有しておきたいと思います。
車買取は現地査定で金額がきまり、契約書までいただくことはできますが、これでもまだ”仮”です。その後、車を持ち帰り第三者機関の調査が入りますので、そこで事故車という認定になれば、査定額は下がります。
どれだけ、現地で確約を取っていても、規約上、事故車認定されたら、最後の最後で下がります。現地で第三者機関の調査も関係なしで、確約をくれと言ってもハイとは言ってくれません。
もちろん、事故車認定されたのが不服であれば、買取をキャンセルして、そのまま乗り続けることも出来るし、再度別の会社に査定を出し直すこともできますが、結局同じことの繰り返しになるので、粘ってもあまり意味がありません。
そして、私の場合、上記のメモの通り「ルーフ交換」を行っていて、これが事故車判定になりました。ディーラーなので、もちろん、とてもきれいに修理されていますし、車体にダメージなんてなにもないのですが、交換=事故車なのです。
そして査定額はこんなに下がります。
「215万」→「125万」
板金で修理をお願いしていれば、200万台はキープ出来ていたと思いますが、本当に残念で悔やんでも悔やみきれません。
交渉を終えて分かった心構えとデメリット
即決はせず、最低3社と交渉する。
現車確認に来る方は、他社とのシーソーゲームを避けるために、必ず、即決を求めてきます。営業としてはどうかと思いますが、他社の印象を悪くするようなことを言う方もいます。
ただし、相見積は交渉の基本中の基本なので、最低2社以上は、必ず相見積を取りましょう。
今回の結果も、おそらく、交渉をしてなければ、160万ぐらいが落としどころになっていたと思います。
また、もし3社で納得がいかなければ、MOTAのマイページより、4位以下の業者にも現車確認を追加で依頼することも出来ます。
追加の備品があれば用意しておくとよい
売却する車の備品で、スタッドレスタイヤなどがあれば、追加で買い取ってもらうことも可能なばあいがあります。それで交渉を有利に進められる場合もありますので、カードとして用意しておきましょう。
買取時期の催促がある
私の場合、1か月後に新しい車が来るので、それまでは現在の車に乗りたいと伝えましたが、業者側としては早く引き取って、早く売り抜けたいので、すぐに欲しいと必ず言われます。そして、その間は代車を出してくれます。
私の場合、代車が現在の車と同レベル以上であれば問題ないと伝え、代車提案を受け入れましたが、今の車に最後まで乗りたいという事であれば、きっちり断って、待ってほしいと伝えましょう。
買取後のスケジュールを把握しましょう
名義変更、入金、引き渡しのタイミングなどを把握しておきましょう。MOTAの入札はメジャーな買取業者が出てくることはあまりなく、地域の中小業者であることが多いようなので、手続きが最後まで滞りなくおわるか、引き渡し前に、きっちり確認しておきましょう。
口コミの中では、入金が遅れた、時間通りに来ない、電話がかかってこない、など不誠実な対応をする業者も、ちらほらいるようなので、スケジュールや金額などはきっちりメモして、相互に確認するようにして確実に進めていきましょう。
デメリット①:結局、実車査定に依存する
オンライン査定が入札形式で上位3社に交渉権が与えられるため、交渉権を得るために高い金額を入れてきて、色々理由をつけて値段を下げる業者も中にはいるようです。
そして、交渉権を得た3社は、2,3位でも実車確認での交渉次第で、出してくる値段にかなり上下幅があります。私の場合は、実際に2位の業者も1位が200万以上だとつたえたら、概算180万上限でしたが、200万以上は頑張りますといっておられました。
結局1位の会社が215万(現車確認時)で、ほぼ入札額の範囲で提示してくれましたので、そこで決めましたが、もし交渉権だけ取りに来たな?と感じるような値段をだしてくれば、さっさと帰ってもらって、次点以降の業者と交渉にうつりましょう。
デメリット②:選べる業者に地域性がでる
利用可能な業者の数は、地域によって異なるので、地方では査定に参加する業者が少ないこともありそうです。その場合、都市部に比べて選択肢が限られ競争原理が働かないためデメリットになりえます。
デメリット③:競合相手についてのマイナスプロモーションがある?
「高値を付けておいて、持ち帰って、整備に出したら減額されるかもしれないので、1位は止めておいた方がいい。」
「高値で入札しておいて、色々理由をつけて価格を下げてきますよ、だから当社で決めてください。」
など競争相手のマイナスプロモーションを色々いわれる場合がありますが、これは車売却時の常套句なので「実際そうか確認してみますねぇ」と軽く受け流せるように心構えをしておきましょう。
あと相手も営業で生活がかかってますので、これくらいは許してあげてください!
MOTAの査定はキャンセルできないか?
これは出来ます。3社と電話と直接話をしてみて、当然売ってほしいというスタンス出来ますが、納得がいかなければキャンセルや再査定に出すこともできます。
ただし、MOTAでもう一度出しても、入札企業がさほど変わらないので結果も大きく変わりません。もし、どうしても査定をし直したいという場合は、別のサービスを使うか、地道に買取ショップを回るという事になると思います。
もし売ること自体を止めるということであれば、納得がいかないので別のルートを探す。または、結果を聞いて乗り潰すことに決めた。など、正直に理由を伝えてキャンセルすればいいと思います。
【総括】MOTAの車買取は査定だけでもOK?評判は?
今回、MOTAの車買取を利用は不安ではありましたが、事故歴で減額されたとはいえ、結果的に、相場以上の高値で買い取っていただけたと受け止めています。
次に買う人は、低走行で、ダメージもなく、本当に掘り出し物の良い車だと伝えたい気持ちで一杯ですが。。
そして、MOTA車買取はバカリズムさんがCMで言っている通り、無駄な交渉を減らし、高値を引き出せるという点で偽りはありませんでした。その点では、他社の買取比較よりも良いサービスで評判どおりだと思いました。
そして上位の入札をいれていた会社は大手はいませんでしたが、来られた方は、営業用とは言え、低姿勢で、みな信頼できそうな方ばかりで、私はストレスなく交渉を楽しむことができました。
査定だけでもいいか?という点については、電話がかかってくる3社に断りをいれておけば、ある程度リアルな相場観が引き出せると思います。実際に、MOTAのWEBサイトでも査定だけで問題ないというを言及しています。

以上、これから車買取や、売却時期は未定だけど、そろそろ査定をしておきたいと考えている方は、この記事を参考に準備と心構えをしていただいて、ぜひ愛車を高値で査定してもらえるように、頑張ってみてください!
事故歴については、本当に悔やんでも悔やみきれませんが、この記事で少しでも選択を間違えない人が増えてくれると嬉しく思います。
最後に記事の内容を纏めておきます。
- MOTAはフェアな取引機会を提供することをミッションとしている
- 車買取サービスでは査定額が最短3時間でオンライン確認可能
- 電話営業が上位3社に限定されるため、利用者の負担が少ない
- 不動産分野でも効率的な一括査定サービスを展開している
- ネガティブな評判として、査定額に期待ほどの差がない場合がある
- 車の相場確認だけならディーラーで現在価値を聞くかオークションを活用するぐらいで良い
- 傷や故障の修理見積もりを事前に取得しておくと交渉に役立つ
- 車の掃除は査定時の印象を良くするために有効
- MOTAの査定は概算提示のため現車確認で金額が変動することもある
- 上位3社との交渉が基本で、最低3社と比較するのが推奨される
- 地域によっては査定に参加する業者数が限られる場合がある
- 売却意思が今はない場合は備考欄に査定希望の旨を記載するのが良い
- 上位3社の現車確認で納得がいかなければ、4位以下の業者とも交渉可能
- 決まったら名義変更や入金のスケジュールなど事前に確認しておく必要がある